乾太くんの導入を検討し始めると、どうしても気になってしまうのが「結局、総額でいくらかかるの?」という金額の問題ではないでしょうか。
本体価格だけでなく、設置に必要な工事費や部材費、さらには毎月のガス代まで含めると、全体像が見えにくくて不安になりますよね。私自身も最初は、ネット上の価格と見積もりの金額に差がありすぎて混乱した経験があります。
「本体は安いのに、工事費を入れたら予算オーバー…」なんてことにならないか、ドキドキしながら計算したのを覚えています。
この記事では、市場価格や工事費の目安、リースとの比較など、お金に関する情報を徹底的にリサーチしてまとめました。これから導入を考えている方が、損をせず、納得して乾太くんを迎え入れられるよう、私の知識をフル動員してお伝えします。
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記事のポイント
- Amazonや楽天の実勢価格と定価の違い
- 設置工事や部材にかかる費用の目安
- ガス代やリース料金を含めた維持費
- 後悔しないための導入前の確認事項
乾太くんの金額相場と初期費用の内訳
まずは、乾太くんを導入するために必要な初期費用の全体像を把握しましょう。家電量販店で洗濯機を買うのとは違い、乾太くんは「ガス機器」であり「設備」です。
そのため、本体価格は購入場所によって大きく異なりますし、ご自宅の設置環境(戸建てかマンションか、ガス栓はあるか等)によっては工事費が変動します。
ここを曖昧にしたまま進めると、後で追加費用が発生してトラブルになることもあるので、一つひとつ内訳を見ていくことが大切です。
Amazonや楽天の本体価格は安い
乾太くんの本体価格について調べると、メーカー希望小売価格(定価)と、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどのECサイトで販売されている実勢価格には、驚くほど大きな差があることがわかります。
これは、ガス機器特有の商流や、ネット通販業者の薄利多売戦略によるものです。
特に、長年愛されている「スタンダードタイプ」の5kgモデル(RDT-54S)などは、定価の30%〜40%オフで販売されていることも珍しくありません。実際に私がリサーチした価格情報を表にまとめましたので、参考にしてみてください。
| モデル | 容量 | メーカー希望小売価格(税込) | ECサイト最安値圏(税込) | 特徴 |
| RDT-93 | 9kg | オープン価格 | 約140,000円〜150,000円 | デラックスタイプ。最大容量でフィルター掃除が楽。 |
| RDT-63 | 6kg | オープン価格 | 約113,000円〜120,000円 | デラックスタイプ。9kgと同じ機能で容量控えめ。 |
| RDT-80 | 8kg | 193,490円 | 約110,000円〜140,000円 | スタンダードタイプ。コスパ重視の大容量モデル。 |
| RDT-54S | 5kg | オープン価格 | 約92,000円〜100,000円 | スタンダードタイプ。最も普及している定番モデル。 |
| RDT-31S | 3kg | 123,200円 | 約70,000円〜77,000円 | スタンダードタイプ。一人暮らしや少量の乾燥向け。 |
表を見ていただくと分かる通り、ネット通販を活用すれば、5kgモデルなら本体だけで10万円を切る価格で購入できる可能性があります。8kgの大容量タイプでも11万円台から見つかることがあり、定価ベースで考えるよりもずっと手が届きやすい金額ですよね。
一方で、地元のガス会社やリフォーム業者を通して購入する場合、ここまでの割引率は期待できないことが多いです。その代わり、配送から設置、アフターフォローまで一貫して任せられる安心感があります。
私が調べた限りでは、Amazonなどで本体を安く購入し、地元の施工業者に取り付け工事だけを依頼する「施主支給」という方法が、金額を最も安く抑える手段の一つと言えそうです。
ただし、業者によっては「自社で手配した商品以外は取り付け不可」という場合もあるので、事前の確認が必須ですね。

設置工事費込みのセット価格の注意点
楽天などのショッピングサイトを眺めていると、「工事費込み」で販売されているセット商品を見かけることがあります。例えば、8kgモデル(RDT-80)で約15万円前後といった、非常に魅力的な価格設定のものですね。
「これなら全部お任せで安く済む!」と飛びつきたくなりますが、購入ボタンを押す前に必ず確認してほしいポイントがあります。
ここで最も注意が必要なのは、その「工事費」がどこまでカバーしているかという範囲の問題です。多くの格安セット商品に含まれている「標準工事」は、以下のような条件を想定しているケースが大半です。
- 現在すでにガス衣類乾燥機を使っていて、新しい機種に入れ替える場合(交換工事)
- 設置場所にすでにガス栓(ガスコンセント)が来ている場合
- 壁に排湿管を通すための穴がすでに開いている場合
つまり、「これから初めて乾太くんを導入する」というご家庭の場合、セット価格に含まれる工事内容だけでは設置できない可能性が高いのです。
ここに注意!
「工事費込み」の表記があっても、ガス栓の増設工事(配管延長)や、壁への新規穴あけ工事、2階以上への搬入費、専用台の組み立て設置費などは別途見積もり(追加費用)になるケースがほとんどです。「15万円で済むと思ったら、当日に追加で5万円請求された」なんてことにならないよう、購入前に必ずショップに「標準工事の範囲」と「追加費用の目安」を問い合わせましょう。
また、ネットショップ提携の工事業者さんは、あくまで「設置のプロ」であり、ガス管の大規模な工事には対応できない場合もあります。
特に、ガス栓がない部屋への設置や、隠蔽配管が必要な複雑な工事の場合は、地元のガス会社(東京ガスや大阪ガスの認定店など)に依頼する方が確実なケースも多いです。セット価格はあくまで「条件が揃っている人向けのお得プラン」だと認識しておくと良いでしょう。
新築と後付けで変わる工事費用の真実
乾太くんの設置工事費用は、「新築のタイミングで設計に組み込むか」それとも「今の家に後付けで設置するか」で、金額感も工事の難易度も大きく変わります。ここはこれから家を建てる方にはぜひ知っておいていただきたいポイントです。
新築・リフォーム時の導入
新築や大規模リフォームのタイミングであれば、壁の中にガス管や排湿管を通す「隠蔽配管」が可能です。これにより、室内に配管が露出せず、見た目が非常にスッキリします。
また、建築工事費全体の中に乾太くんの設置費用も組み込まれるため、住宅ローンに含めることができ、「追加で数十万円を支払う」という感覚は薄くなります。
大工さんが専用の造作棚を作ってくれる場合もあり、理想的なランドリールームを実現しやすいのが最大のメリットです。
既存住宅への後付け導入
一方で、今お住まいの家に後付けする場合は、いくつかの物理的なハードルがあります。まず、排湿管(煙突)を外に出すために壁に直径8cm〜10cm程度の穴を開ける必要があります。
また、ガス栓がない洗面所などには、キッチンやお風呂場の給湯器などからガス管を分岐して延長してくる工事が必要です。
- 標準的な基本設置工事費:約22,000円〜38,500円程度
(本体の搬入・設置、排湿管の接続、試運転などが含まれます) - ガス工事費:設置場所にガス栓がない場合は別途必須
- 穴あけ工事費:木造かRC(鉄筋コンクリート)かによって費用が異なります
特に後付けの場合、設置場所の近くにガス栓がないと、ガス管を長く延長してくる必要があり、これが金額を押し上げる大きな要因になります。
配管が露出するため、モールでカバーするなどの見た目の工夫も必要です。「後付けだと工事費が高くなる」というよりは、「現状に合わせて配管を引き直す手間賃がかかる」と理解しておくと良いでしょう。
必須部材やガス栓増設にかかる費用
見積書を見て「えっ、本体以外にこんなにお金がかかるの?」と驚かれることが多いのが、各種「部材費」です。乾太くんは家電製品のようにコンセントに挿せば動くものではなく、ガスと排気を管理するための専用パーツが必須になります。
これらを合計すると、部材費だけで3万〜6万円程度になることも珍しくありません。そして、最大の変動要因が「ガス栓増設工事」です。大阪ガスの「プラスライン」というサービスを例に見ると、ガス管の延長距離に応じて以下のような目安が公開されています。
| 延長距離 | 工事費目安(税込) |
| 3m未満 | 27,500円 |
| 3m以上 6m未満 | 34,100円 |
| 6m以上 10m未満 | 38,500円 |
| 10m以上 15m未満 | 45,100円 |
つまり、「本体がECサイトで安く買えた!」と喜んでいても、専用台や排湿管などの部材を揃え、さらにガス工事を行うと、プラスで5万〜10万円程度の出費は覚悟しておく必要があります。
予算を組む際は、本体価格の倍くらいの金額を「総導入コスト」として見ておくと安心かもしれません。
リース契約と購入のトータル金額比較
「初期費用でまとめて20万円も払うのは家計的に厳しい…」という方には、地域のガス会社が提供している「リース契約」という選択肢もあります。これは、月々定額の支払いで乾太くんを利用できるサービスで、スマホの分割払いのようなイメージに近いです。
例えば、東京ガスや大阪ガスのリースプランでは、スタンダードタイプなら月額1,200円〜1,600円程度、デラックスタイプでも月額2,000円前後で利用できるケースが多いです(契約期間やガス会社により異なります)。
リースのメリット
- 初期費用が抑えられる:まとまったお金が出ていかないので、導入のハードルが下がります。
- 標準取付費が含まれる場合がある:プランによっては、基本的な設置工事費がリース料に含まれていることがあります。
- 修理保証がついている:契約期間中に故障しても、無償で修理してくれるサービスが付帯していることが多く、突発的な出費を防げます。
リースのデメリットとトータルコスト
一方で、6年や8年といった契約期間満了までの総支払額を計算すると、一括購入するよりも割高になる場合が多いです。
例えば、月額1,500円で8年契約の場合、1,500円 × 12ヶ月 × 8年 = 144,000円となります。
これに加えて、ガス栓増設などの追加工事費は別途一括払いを求められるケースもあります。
転勤族の方で「いつまで住むか分からない」という場合や、「まずは数年試してみたい」という方にはリースが向いていますが、持ち家で10年以上長く使い倒す予定の方は、最初に購入してしまった方がトータル金額はお得になる可能性が高いですね。
乾太くんの金額と気になるガス代や後悔
導入コストの次は、実際に使い始めてからかかるランニングコスト(維持費)や、金額に見合った価値があるのかどうかについて深掘りしていきましょう。「高いお金を出して買ったのに、ガス代が凄すぎて使わなくなった」なんてことになったら目も当てられませんからね。
8kgや5kgなど容量別の価格差
乾太くんのラインナップには、主に3kg、5kg、6kg、8kg、9kgの容量があります。よくある悩みとして「5kgにするか、思い切って8kgにするか」という問題がありますが、ここでも金額の差を冷静に見る必要があります。
実は、5kgモデルと8kgモデルの実勢価格差は、2万円〜3万円程度しかありません。「容量が1.6倍になるなら、価格も1.6倍になるのでは?」と思いきや、製造コストや流通の仕組み上、そこまでの価格差がつかないのです。
もし設置スペース(高さや奥行き)に余裕があるなら、私は断然「大きいサイズ」をおすすめします。理由は単純で、大は小を兼ねるからです。
8kgや9kgの大容量モデルなら、家族4人分の洗濯物とバスタオルを一度に乾かせますし、週末に溜まった洗濯物も一気に片付きます。さらには、厚手の毛布やシーツも自宅でクリーニング級の仕上がりになるため、コインランドリーに行く回数やクリーニング代を節約できます。

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参考乾太くんの8kgと5kgどっち?後悔しないサイズ選びと違いを比較
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都市ガスとプロパンのガス代の違い
ランニングコストを考える上で、絶対に無視できないのが「ご自宅のガスの種類」です。乾太くんの燃料代は、都市ガスかプロパンガス(LPガス)かで大きく異なります。
都市ガスの場合
都市ガスは公共料金として規制されているため、単価が比較的安く安定しています。リンナイの公表データによると、5kgの洗濯物を1回乾かすのにかかるガス代は約63円、8kgなら約102円です。
毎日1回使ったとしても、月額2,000円〜3,000円程度のアップで済みます。「コインランドリー往復の手間と数百円」と比較すれば、圧倒的に安くて便利ですよね。
プロパンガス(LPガス)の場合
注意が必要なのはプロパンガスの地域にお住まいの方です。プロパンガスは自由料金であり、業者によって単価が大きく異なります。都市ガスの1.5倍〜2倍近い単価設定になっていることも珍しくなく、その場合、1回あたりの乾燥コストが100円〜150円を超えてしまう可能性があります。
オール電化住宅の方は特に注意!
オール電化住宅に乾太くんを導入するために、新しくプロパンガス契約をする場合、使った分のガス代に加えて「ガスの基本料金(月額1,500円〜2,000円程度)」が毎月発生します。これを加味すると、1回あたりの実質コストはかなり跳ね上がります。導入前に、地元のガス会社に基本料金と従量単価をしっかり確認することをおすすめします。
ドラム式と比較したランニングコスト
乾太くんのライバルとして比較されるのが、電気式の「ヒートポンプドラム式洗濯乾燥機」です。金額面だけで見れば、どちらがお得なのでしょうか。
純粋な「1回あたりのエネルギーコスト」だけで勝負すると、ヒートポンプ式に軍配が上がります。最新のヒートポンプ式洗濯乾燥機の場合、乾燥1回あたりの電気代は約20円〜30円程度と非常に省エネです。乾太くんのガス代(約60円〜)と比較すると、半分以下のコストで済みます。
しかし、ここで考えたいのが「時間」というコストと「仕上がりの質」という付加価値です。
- ヒートポンプ式:乾燥完了までに2〜3時間以上かかることが多く、その間洗濯機が使えない。仕上がりはふんわりするが、シワになることも。
- 乾太くん:約50分〜90分で乾燥完了。乾燥中に次の洗濯を回せるので、家事時間が劇的に短縮される。80℃以上の温風で繊維を根元から立たせるため、ホテルのタオルのような仕上がりになる。
差額の30円〜40円で、「2時間の自由時間」と「極上のふわふわ感」を買うと考えれば、決して高い金額ではないと私は思います。(出典:リンナイ株式会社『ガス衣類乾燥機 乾太くん』)
導入して後悔しないためのチェック点
せっかく高い金額を払って設置したのに、「こんなはずじゃなかった」と後悔するのは避けたいですよね。金額以外で、導入前にチェックしておきたいポイントをまとめました。
- 設置場所の圧迫感:専用台を使って洗濯機の上に設置する場合、かなりの存在感があります。洗面所が狭く感じたり、窓が塞がれて暗くなったりしないか、メジャーを使ってシミュレーションしましょう。
- 衣類の縮み問題:ガス乾燥機はパワーが強いため、熱に弱い素材(ニットや化学繊維の一部)は縮むことがあります。「デリケート袋」を使ったり、コースを使い分けたりする工夫が必要です。「何でもかんでも放り込めるわけではない」と理解しておきましょう。
- 排湿筒の工事への抵抗感:持ち家とはいえ、壁に穴を開けることに抵抗があるご家族もいるかもしれません。また、外壁側の排湿フードの位置が、隣家の窓の近くにならないかなど、近隣への配慮も必要です。
乾太くんの金額を安く抑える導入方法
最後に、乾太くんをできるだけ安く、賢く導入するための具体的なステップをまとめます。少しの手間で数万円変わることもありますので、ぜひ実践してみてください。
コストを抑える3つのステップ
- 本体と部材はネット最安値をチェック:
Amazonや楽天のセール時期(楽天スーパーセールなど)を狙い、本体と専用台、排湿管セットなどの価格をチェックします。ポイント還元も含めれば、実質価格はさらに下がります。 - 地元のガス会社や設備屋さんに相談:
「本体は自分で用意する(施主支給)ので、取り付け工事だけお願いできますか?」と数社に問い合わせてみましょう。快く引き受けてくれる業者さんもいれば、工事費を割増にする業者さんもいます。相見積もりを取るのが鉄則です。 - 自治体やガス会社のキャンペーンを活用:
お住まいの地域によっては、省エネ機器導入に対する補助金が出たり、ガス会社独自の「乾太くん設置キャンペーン(工事費割引やキャッシュバック)」が行われていたりすることがあります。「〇〇市 乾太くん 補助金」などで検索してみる価値はあります。
乾太くんは決して安い買い物ではありません。導入にはそれなりの初期費用と勇気が必要です。しかし、実際に使っているユーザーの多くが「もう乾太くん無しの生活には戻れない」「もっと早く買えばよかった」と口を揃えて言います。その金額以上の「家事の楽さ」と「心のゆとり」をもたらしてくれる家電であることは間違いありません。
ぜひ、ご自身のライフスタイルと予算に合った最適な方法で、乾太くんのある暮らしを実現してくださいね。この記事が、あなたの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。
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