乾太くん新型の価格は？2025年最新モデルと機能の違いを解説

いま、このページを開いてくださったあなたは、きっと「乾太くんの新型が気になるけれど、価格は一体いくらなんだろう？」と検索してここに辿り着いたのではないでしょうか。

実は「乾太くんの新型」といっても、現在2つの大きなトピックが存在します。1つは2023年にフルモデルチェンジして圧倒的な人気を誇る屋内用デラックスタイプ。

そしてもう1つは、2025年4月に新たに登場した軒下設置用モデル（NTUシリーズ）です。これらを混同してしまうと、「ベランダに置こうと思っていたのに屋内用を買ってしまった」「スマホ連携ができると思っていたのに非対応だった」といった失敗に繋がりかねません。

私自身、導入前は「本体は安く見えても、結局トータルでいくらかかるの？」「工事費はどれくらい？」と不安でいっぱいでした。

この記事では、最新の2025年モデルのスペックや価格相場、そして導入後に後悔しないためのポイントを、私の経験と膨大なリサーチ結果を交えて徹底的に解説します。

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新型乾太くんの価格や機能に関する進化のポイント

乾太くんはここ数年で劇的な進化を遂げています。特に「価格」と「機能」のバランスを知ることは、満足のいく買い物をするために不可欠です。まずは、最新のモデル事情から見ていきましょう。

2025年登場の軒下設置モデルの特徴

2025年4月、ついに乾太くんのラインナップに「デラックスタイプ 軒下設置用モデル（NTUシリーズ）」が加わりました。

これまで、マンションのベランダや戸建てのウッドデッキなどに設置したい場合、防水性能の関係で機能がシンプルな「スタンダードタイプ」を選ぶしかありませんでした。

しかし、この新型の登場により、屋外でも高機能なデラックスタイプを選べるようになったのです。

このRDT-93NTU/63NTUモデルの最大の特徴は、屋外の過酷な環境に耐えうる徹底した防雨・防塵設計です。具体的には、操作パネルが従来のダイヤル式から、隙間のないフルフラットなプッシュボタン式に変更されています。

これにより、砂埃や雨水の侵入リスクを最小限に抑えています。また、耐久性の高い専用の「本体保護カバー」と「排湿トップ」が最初から同梱されているのも大きなポイントです。

価格に関しては、9kgモデル（RDT-93NTU）のメーカー希望小売価格が271,700円（税込）。ネット通販などの実勢価格では、およそ18万円前後から販売されています。

屋内モデルよりも定価設定は高めですが、保護カバー等のオプションが含まれていることを考えると、納得の価格設定と言えるでしょう。

ただし、一点だけ注意が必要です。屋内用デラックスタイプで好評の「スマートフォン連携機能」は、この軒下モデルでは非対応となっています。

これは、ベランダなどの屋外までは家庭内のWi-Fi電波が安定して届きにくいという通信環境の事情を考慮した結果だそうです。

「スマホで完了通知を受け取りたい」と考えている方は、この点だけご注意ください。（出典：リンナイ株式会社『乾太くんデラックスタイプの軒下設置用モデルを新発売』）

フルモデルチェンジ後の性能比較

次に、現在新築やリフォームで最も選ばれている、2023年7月にフルモデルチェンジした屋内用デラックスタイプ（RDT-93/63）について詳しく見ていきましょう。

旧来の製品と比較し、家電としての完成度が飛躍的に向上しており、まさに「家庭用衣類乾燥機の完成形」と言っても過言ではありません。

私が旧型と比較して一番感動し、強くおすすめしたいポイントは「糸くずフィルターの配置」の革命的な変更です。乾太くんの旧モデル（および現行スタンダードタイプ）における最大の不満点は、フィルター掃除のしにくさでした。

フィルターがドラムの最深部（奥側）にあるため、掃除のたびに頭を突っ込んだり、手を深く伸ばしたりする必要があったのです。暗くて見えにくいですし、靴下を奥に落としてしまうこともありました。

しかし、新型デラックスタイプでは、このフィルターがドアを開けた開口部のすぐ下（手前）に配置されました。

ワンタッチで取り外せるボックス形状になっており、ユーザーは立ったまま、あるいは無理な姿勢をとることなくフィルターを取り出し、ティッシュで「パカッ」とゴミを捨てるだけで完了します。

このメンテナンス性の向上だけで、数万円高くても新型を選ぶ価値があると私は断言できます。

さらに、庫内に高輝度LED照明が搭載されたことで、靴下の片方だけ取り残してしまうといったミスも激減しました。デザインも洗練され、ランドリールームの主役になれる美しさを持っています。

9kgと6kgの容量による違いと選び方

新型デラックスタイプには、9kgと6kgの2つのサイズ展開があります。どちらを選ぶべきか迷う方も多いと思いますが、結論から申し上げますと、設置スペースの奥行きが確保できるなら、迷わず9kgモデルをおすすめします。

その理由は大きく分けて2つあります。まず1つ目は「価格差が小さい」こと。実勢価格で見ると、6kgモデルと9kgモデルの差額はわずか2万円程度です。

この差額で乾燥容量が1.5倍になり、厚手の毛布や羽毛布団、週末の大量のまとめ洗いを一気に片付けられるパワーが手に入るのは、長期的に見て非常にコストパフォーマンスが高いです。

2つ目は「仕上がりの質」です。乾燥機は、ドラムの中で衣類が舞うスペースが広いほど、シワが伸びやすくふんわりと仕上がります。大容量の9kgモデルで少量の衣類を乾かすと、驚くほどシワなく仕上がります。

参考乾太くん6キロ9キロどっち？違いやサイズ価格を徹底比較して検証

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ユーザーのリアルな口コミと評判

ネット上の口コミやSNSでの評判をリサーチしていると、「買ってよかった家電No.1」「人生が変わった」という絶賛の声が圧倒的多数を占めます。具体的には以下のようなポジティブな意見が多いです。

ついに乾太くん様が我が家に来た。これは凄い。今までドラム式洗濯乾燥機で3時間待ってたのはなんだったのかと思うぐらい早いし確実に乾くし仕上がりもくちゃくちゃにならなくて良い。洗濯→乾燥のサイクルが凄まじい速さで終わるから延々と洗濯物の処理ができる。文明の利器。家電の王者。私大絶賛。

— うぱ (@fudofudo2) March 16, 2025

一方で、導入前に知っておくべき「リアルな不満点」も存在します。最も多いのが「排気音と運転音」に関する指摘です。乾太くんは屋内の空気を吸って屋外へ湿気を排出しますが、この排気口（排湿トップ）から出る「ゴーッ」という風切り音が意外と大きいのです。

乾太くん、基本的にほぼ完璧で困ってることがないんだけど、最近ふと気になって運転中に外壁の排気フードの様子を見に行ったら当たり前だけど「ゴーッ！！」とまあまあな音で排気してた。
乾太くんはガスで乾燥させて湿度の高い空気を壁を通した排気管から外に出すので出てくる空気も洗濯物のにおい。

— ガジたん (@gazigazi_new) January 21, 2024

特に、排気口がお隣の家の寝室やリビングの窓に近い場合、深夜の使用はトラブルの元になりかねません。

これに関しては、オプション部材の「静音パイプフード」を採用することで、音の拡散を抑えることが可能です。住宅密集地にお住まいの方は、見積もりの段階で必ず相談することをおすすめします。

導入時のデメリットや後悔する点

高額な投資をして導入した後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、デメリットもしっかりお伝えしておきます。最大の懸念点は、やはり「衣類の縮み」です。

ガスの強力な熱風は諸刃の剣であり、熱に弱い素材は確実に縮みます。特に綿100%のTシャツ、ニット類、麻製品、高機能スポーツウェアなどは注意が必要です。我が家でも子供のTシャツがワンサイズ小さくなってしまった経験があります。

また、設置工事に関してもハードルがあります。壁に直径8cm〜10cm程度の穴を開ける「コア抜き工事」が必要になるケースが多く、新築ならまだしも、既存の住宅では抵抗がある方も多いでしょう。

この点については、窓を利用して排湿する「窓パネルセット」を使えば穴あけ不要で設置可能ですが、窓の鍵がかけにくくなる（補助錠が必要になる）などのデメリットも理解しておく必要があります。

乾太くんの価格 新型を重視して選ぶ方法とコスト

ここからは、皆さんが一番気にされている「お金」の話です。乾太くんの導入は、本体価格だけで判断してはいけません。設置に必要な部材費や工事費が総額の3割から5割を占めることも珍しくないため、トータルの出費を正しくシミュレーションしていきましょう。

設置にかかる工事費の総額目安

乾太くんの導入コストは、設置環境（ガス栓の有無、穴あけの可否、設置階数）によって大きく変動しますが、ざっくりとした目安としては、新規設置の場合、総額で20万円〜30万円を見ておく必要があります。典型的な費用の内訳イメージは以下の通りです。

特に費用を左右するのが「ガス工事費」です。洗面所にガス栓が来ていない場合、給湯器やキッチンからガス管を分岐して引っ張ってくる必要があります。

この距離が長かったり、壁の中を通す隠蔽配管を行ったりすると、工事費だけで10万円近くになることもあります。逆に、新築時やリフォーム時にあらかじめガス栓を用意しておけば、この費用は数千円（接続費のみ）で済みます。

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ガス代などのランニングコスト試算

「ガス乾燥機はガス代が高くなるんじゃない？」という不安もよく聞きます。結論から言うと、都市ガスなら非常に経済的ですが、プロパンガス（LPガス）の場合は注意が必要です。

都市ガス（13A）エリアの場合、9kgの洗濯物を1回乾燥させるのにかかるコスト（ガス代＋電気代）は、およそ80円〜90円程度です。コインランドリーが1回400円〜500円することを考えれば激安ですし、毎日使っても月額2,500円〜3,000円程度のアップで済みます。

一方、プロパンガスの場合は自由料金制のため、業者によって単価が大きく異なります。平均的な単価で計算すると、1回あたり120円〜160円、高い地域だと200円近くかかることもあります。

プロパンガスをご利用の方は、導入前に契約しているガス会社に「乾太くんを導入した場合の従量単価」を確認するか、「乾太くん専用のお得な料金プラン（リース契約など）」がないか相談することを強くおすすめします。

Amazonで本体を購入するメリット

少しでも初期費用を安く抑えたいなら、本体や部材をAmazon、楽天、Yahoo!ショッピングなどのネット通販で自分で購入する（施主支給）という方法が最も有効です。

実は、ネット通販での乾太くんの実勢価格は、メーカー希望小売価格の30%〜45%OFFになっていることが一般的です。

地元のガス会社や工務店経由で見積もりを取ると、定価に近い価格（あるいは10%〜20%OFF程度）で提示されることが多いため、ネットで購入するだけで本体価格を5万円〜8万円ほど安くできる可能性があります。

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賃貸や集合住宅での設置可否

賃貸アパートや分譲マンションにお住まいの方にとって、乾太くんの導入は戸建てに比べてハードルが高いのが現実です。「壁に穴を開けられない（コア抜き不可）」「ガス栓が増設できない（共有部の規約）」といった制約があるからです。

しかし、諦めるのはまだ早いです。もしベランダにガス給湯器があり、そこからガスを分岐できる環境であれば、今回ご紹介した新型の「軒下設置用モデル（NTUシリーズ）」が救世主になるかもしれません。

これなら室内の工事は不要ですし、ベランダに設置してそこから排湿すれば良いため、大掛かりな穴あけ工事も回避できます。

また、屋内設置であっても、排湿管を窓パネルで処理し、ガスコードを廊下から引き込むといった方法で設置している事例もあります。まずは管理会社や大家さんに「ベランダへの設置が可能か」「ガスの分岐が可能か」を相談してみましょう。

寿命や耐用年数と故障のリスク

決して安くない買い物ですから、どれくらい長く使えるのかも気になりますよね。メーカーであるリンナイが定めている乾太くんの設計上の標準使用期間は約10年です。

構造が複雑なドラム式洗濯乾燥機（ヒートポンプ式など）は、ホコリ詰まりによる故障が多く、寿命が7年程度と言われることもありますが、乾太くんは構造がシンプルで頑丈です。

実際には、15年以上現役で使い続けているというユーザーの声もSNS等でよく見かけます。

故障のリスクとして多いのは、ファンベルトの摩耗（キュルキュルという異音）や点火不良などですが、国内大手メーカーのリンナイ製なので、部品供給や修理体制は万全です。

長く使うためのコツは、やはり毎回のフィルター掃除です。ここをサボると乾燥効率が落ちて余計な負荷がかかるだけでなく、内部にホコリが溜まって故障の原因になります。

新型デラックスタイプならフィルター掃除が数秒で終わるので、この点でも寿命を延ばしやすいと言えるでしょう。

参考乾太くんの寿命や耐用年数は？10年使うための故障対策と費用

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乾太くんの新型価格と導入のまとめ

最後に、今回の記事のポイントをまとめます。乾太くんの価格や新型モデルについて検討されている方は、以下の点を押さえておいてください。

初期費用は確かにかかりますが、それ以上に「洗濯物を干す・取り込む」という重労働から解放され、天気を気にせず毎日フワフワのタオルを使える生活は、何物にも代えがたい価値があります。

「時間を買う」という意味で、これほどコストパフォーマンスの良い投資はないと私は確信しています。この記事が、あなたの快適なガス乾燥機ライフの一助になれば幸いです。

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