乾太くん見積もりの真実！工事費込み総額と安く買う裏技

「乾太くん 見積もり」と検索してたどり着いたあなたは、工務店やガス会社から提示された金額を見て「えっ、こんなにするの？」と驚いているのではないでしょうか。

本体価格だけネットで見ると安そうなのに、工事費や部材費が積み上がると30万円近くになることも珍しくありません。正直、私も導入時はその金額に冷や汗をかきました。でも諦めないでください。

実は見積もりの内訳を正しく理解し、Amazonなどのネット通販や業者選びを工夫するだけで、費用を数万円単位で抑えることができるんです。この記事では、私の経験をもとに見積もりのブラックボックスを解明し、賢く導入するための具体的な手順をお伝えします。

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乾太くんの見積もり内訳と費用の相場

まずは敵を知ることから始めましょう。乾太くんの導入費用は「本体価格」だけで判断してはいけません。実際に見積もりを取ると、必ず「本体＋専用台などの部材＋工事費」の3点セットで提示されます。

この構造を理解していないと、安いと思って飛びついた後に「部材費が含まれていなかった！」なんてことになりかねません。ここでは、私が実際にリサーチした相場感と、どこにお金がかかるのかを解説します。

設置工事費込みの総額と価格推移

乾太くんを導入する際の総額は、依頼先や設置環境によってピンキリですが、ざっくりとした目安はおさえておきましょう。一般的に、総額で15万円〜25万円程度が相場と言われています。

もちろん、これは「設置しやすい環境」の話であって、こだわれば30万円を超えることもあります。

見積もり書を見たときに、「一式」とまとめられていると詳細が見えませんが、中身を分解すると以下のような構成になっています。特に最近は、原材料費の高騰や人件費の上昇に伴い、工事費や部材費がジワジワと値上がりしている傾向にあります。

数年前のネット記事の価格を鵜呑みにすると、実際の見積もりとのギャップに驚くことになるでしょう。

上記の表を見ていただくと分かる通り、実は本体以外の「部材」と「工事」で費用の半分近くを占めることが珍しくありません。特に注意したいのが「必須部材費」です。

見積もりが安い業者の中には、必須である「ダンパー付排湿管セット」を「ダンパーなし（安価なもの）」で見積もっていたり、専用台が含まれていなかったりするケースがあります。

新築や後付けによる費用の違い

乾太くんを設置するタイミングが「新築（建築中）」なのか「後付け（リフォーム）」なのかで、見積もりの内容と金額感は大きく変わります。ここが一番の分かれ道であり、それぞれのメリット・デメリットを理解しておく必要があります。

新築の場合

設計段階で「ここに乾太くんを置きたい」と伝えておくことで、壁の中にガス管や排湿筒を隠蔽（いんぺい）配管することが可能です。壁からニョキっと配管が出ないため、見た目は最高にスッキリしますし、コンセントやガス栓の位置も完璧に計算できます。

しかし、費用面では「ハウスメーカー経由」の見積もりになることが大半です。ハウスメーカーの管理費や利益（マージン）が乗っかるため、市場価格よりも2割〜3割ほど割高になる傾向があります。ローンに組み込めるメリットはありますが、純粋なコストとしては高くなりがちです。

後付け（リフォーム）の場合

今住んでいる家に導入する場合、壁に穴を開ける「コア抜き工事」や、既存のガス栓から配管を露出させて延長する工事が必要になります。配管が見えてしまうため、化粧カバーなどで見栄えを整える必要があり、その分部材費がかさみます。

また、後付けで最もハードルが高いのが「壁の穴あけ」です。木造住宅であれば比較的容易ですが、ツーバイフォー工法やプレハブ工法、そしてRC（鉄筋コンクリート）住宅の場合、壁の内部に構造体や鉄筋が通っており、簡単に穴を開けられないケースがあります。

特にマンションの場合、外壁は「共用部」にあたるため、管理組合の許可なしに穴を開けることは基本的に不可能です。その場合は、窓パネルを使用したり、エアコン用の穴を流用したりといった特殊な施工が必要になり、見積もりが高額になるか、そもそも「設置不可」と断られるリスクもあります。

大阪ガス等のリース料金との比較

「初期費用20万円〜30万円を一括で払うのはちょっと重い…」という方にとって非常に魅力的に映るのが、東京ガスや大阪ガス、東邦ガスなどの大手都市ガス事業者が提供しているリース（サブスクリプション）サービスです。

チラシなどで「月々1,000円台から！」という謳い文句を見たことがある方もいるかもしれません。

例えば、大阪ガスの「らく得リース」などのプランを見ると、機種や契約期間（一般的には8年〜10年）にもよりますが、月額1,500円〜2,500円程度（税込）で乾太くんを利用できるプランが用意されています。

これなら、毎月のお小遣いや家計のやりくりの中で無理なく導入できそうですよね。リースの最大のメリットは、標準的な取付工事費が月額料金に含まれていること（一部例外あり）と、契約期間中の故障に対する「無償修理保証」が付帯している点です。

機械ものなので、10年も使えば一度くらいは故障する可能性がありますが、その際も修理費を気にしなくて済むのは精神的に楽です。

しかし、ここで一度冷静になって電卓を叩いてみましょう。仮に月額2,000円で10年契約（120回払い）だとすると、総支払額は24万円になります。

さらに、標準工事に含まれない追加工事（ガス栓増設や高所作業など）が発生した場合は、その分は契約時に一括で支払う必要があるケースも多いです。

一方、後述するネット購入＋業者依頼の方法であれば、うまくやれば総額18万円〜20万円程度で導入できることもあります。つまり、リースは購入するよりも数万円〜10万円近くトータルコストが高くなる可能性があるのです。

「安心料と初期費用の分割払い手数料」として割り切れるならリースも有力な選択肢ですが、トータルコストを極限まで抑えたい派の私としては、やはり購入をおすすめしたいところです。

ヤマダ電機など量販店の対応状況

普段から家電を買うときはポイント還元を重視して、ヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラなどの家電量販店を利用している方も多いでしょう。「乾太くんもポイントで買いたい！」と思うのは当然です。

しかし、残念ながら乾太くんに関しては、家電量販店はあまり得意分野ではありません。

現状、ビックカメラやヨドバシカメラの一部大型店舗では取り扱いがあり、展示品が置かれていることもあります。しかし、ヤマダ電機やケーズデンキなど、多くの量販店ではそもそも取り扱いがなかったり、カタログ注文のみだったりするケースが目立ちます。

最大の問題点は、「ガス工事」の壁です。家電量販店の配送設置スタッフは、洗濯機や冷蔵庫の設置（電気・水道）のプロですが、ガス工事の資格（液化石油ガス設備士や簡易内管施工士など）を持っていないことが大半です。

そのため、量販店で乾太くん本体を購入できたとしても、「設置工事は管轄外なので、地元のガス会社に別途依頼してください」と言われたり、提携している外部の設備業者が来るため工事日程の調整に時間がかかったりすることがあります。

つまり、本体は買えても、設置までワンストップでスムーズに頼めないことが多いのです。

さらに、ガス工事と本体設置工事が別々の業者になると、万が一「設置後にガス漏れした」「排気漏れが起きた」といったトラブルが発生した際に、責任の所在が曖昧になるリスクもあります。

量販店で購入を検討する場合は、必ず見積もりカウンターで「ガス工事まで一括で引き受けてくれるのか」「工事の保証はどうなっているか」を確認するのが鉄則です。

ホームセンターでの購入と設置

カインズ、コーナン、ビバホームなどの大型ホームセンターも、リフォームコーナーで乾太くんを取り扱っています。こちらは家電量販店と比較すると、ガス給湯器の交換やシステムキッチンのリフォームなどを日常的に扱っているため、ガス工事にも対応できる体制が整っている傾向があります。

ホームセンターのメリットは、近所の店舗で対面相談できる「安心感」です。買い物ついでにふらっと立ち寄って、店員さんにカタログを見せてもらいながら相談できるのは気軽ですよね。また、独自のポイント制度や、決算セールなどでパッケージ価格が出ていることもあります。

しかし、価格面で見ると、ホームセンターの見積もりも決して「最安」ではありません。ホームセンター自体が工事をするわけではなく、提携している下請けの地元工務店や設備業者が施工を行うため、そこに中間マージン（紹介料）が発生します。

そのため、ネット専業の設備業者や、直接施工する職人に依頼する場合に比べると、どうしても割高な見積もりになりがちです。

相見積もりの一つとしてホームセンターを含めるのは良い戦略ですが、提示された金額が適正かどうかを判断するためにも、後述するネット通販の価格や専門業者の相場を知っておくことが重要です。即決せずに「一度持ち帰って検討します」と言う余裕を持ちましょう。

Amazonを活用した乾太くんの見積もり削減

さて、ここからが本題であり、この記事の核となる部分です。私が最もおすすめする「見積もりを劇的に安くする方法」、それはAmazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネット通販を活用して本体や部材を自分で購入し、工事だけを業者に依頼する「施主支給（せしゅしきゅう）」というスタイルです。

少し手間はかかりますが、この方法なら総額を数万円、場合によっては10万円近く節約できる可能性があります。

Amazonなら本体価格が安くなる

まず、乾太くんの本体価格の「定価」と「実売価格」のギャップに注目しましょう。メーカー希望小売価格（定価）は、例えば一番人気のデラックスタイプ（6kgモデル RDT-63）で約20万円、大家族向けの9kgモデル（RDT-93）だと約24万円ほどします。

Rinnai RDT-63NTU-13A 乾太くん デラックスタイプ [ガス衣類乾燥機 (6.0kgタイプ/都市ガス用/軒下設置用モデル)]

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【都市ガス用】【ガス衣類乾燥機 乾太くん】RDT-93T リンナイ 家庭用 デラックスタイプ 9Kg 衣類乾燥機 下部操作パネル 都市ガス かんたくん

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ガス会社や工務店の見積もりでも、ここから「特別値引き」として20%〜30%OFFくらいが提示されるのが一般的です。

ところが、Amazonや楽天市場で型番を検索してみてください。驚くことに、定価の40%〜50%OFF近い価格で販売されているショップが多数見つかります。

具体的には、9kgのデラックスタイプでも13万円〜14万円台、5kgのスタンダードタイプなら10万円を切る価格で見つかることも珍しくありません。

ただし、ネットで購入する際は必ず「ガスの種類」を間違えないように注意してください。都市ガス（12A・13A）用と、プロパンガス（LPG）用で型番が異なります。ここを間違えると使えませんので、注文確定前の再確認は必須です。

どのモデルを買うべきか迷っている方は、機能差やコストパフォーマンスを徹底比較した以下の記事も参考にしてみてください。

必須となる排湿管セット等の部材費

Amazonで本体をポチる前に、絶対に忘れてはいけないのが「部材」です。乾太くんは本体だけ届いても、ただの重い箱です。設置には専用の架台や排気ダクトが不可欠です。業者に頼むとこれらも定価請求されがちですが、部材こそネットで買うべきアイテムです。

1. 専用台（架台）

洗濯機の上に設置する場合、リンナイ純正の「専用台（高）」が必要です。定価だと3万円近くしますが、ネットなら2万円前後で購入可能です。組み立て式ですが、DIYが得意な方なら自分で組み立てておくことで、当日の作業時間を短縮し、工事費交渉の材料にできるかもしれません。

2. 排湿管セット（超重要！）

湿気を屋外に出すためのダクトです。ここでケチってはいけないのが「ダンパー付」を選ぶことです。型番に「KC」がつくもの（例：DPS-100KC、DPS-80KC）を選んでください。

安いセットにはダンパーがついておらず、冬場に外の冷気が乾燥機を通じて洗面所に逆流し、極寒になります。これもネットなら1.5万円程度で手に入ります。

3. ガスコード

壁のガスコンセントと本体を繋ぐホースです。設置場所からガス栓までの距離を測り、適切な長さ（1m〜2m程度）のものを選びましょう。これも数千円で買えます。

これらの部材を全てネットで揃えるだけでも、業者見積もりと比較して合計で1.5万円〜2万円程度の節約になります。本体の値引きと合わせれば、かなりの金額になりますよね。

設置工事のみを業者へ依頼する方法

「でも、ネットで安く買っても、誰が取り付けるの？」ここが施主支給の最大のハードルであり、多くの人が挫折するポイントです。繰り返しになりますが、ガス接続工事には国家資格が必要なので、絶対にDIYでやってはいけません。

ガス漏れ事故を起こせば、節約どころの話ではなくなります。

そこで活用するのが、「くらしのマーケット」や「ミツモア」といったマッチングサイト、あるいは地元のガス店への直接交渉です。

最近は「ネットで買った機器の取り付けのみ」を請け負ってくれるフリーランスの職人さんや設備業者が増えています。「本体と部材はこちらですべて用意しますので、工事だけお願いします」という依頼方法です。

工事費だけの見積もりであれば、標準的な内容で3万円〜5万円程度で収まるケースが多いです。本体と部材の安さと合わせれば、トータルコストを18万円〜20万円程度に抑えることも夢ではありません。

業者を選ぶ際は、口コミ評価をしっかり読み込み、「乾太くんの設置実績が豊富か」「追加費用の説明が明確か」を確認しましょう。

プロパンガス会社との交渉術

もし、あなたのご自宅が都市ガスではなく「プロパンガス（LPガス）」を使用しているなら、Amazon価格をも凌駕する、もっと強力な裏技が使える可能性があります。それは「契約中のガス会社、または新しいガス会社との交渉」です。

プロパンガス業界は自由競争であり、顧客の争奪戦が激しい世界です。ガス会社にとって、乾太くんを導入してくれる顧客は「毎月ガスをたくさん使ってくれる優良顧客」であり、絶対に逃したくない存在です。

そのため、「乾太くんを導入したいと考えているが、初期費用が高くて迷っている。もし安く設置してくれるなら、御社でガスを使い続ける（または御社に切り替える）」と相談してみてください。交渉次第では、以下のような条件を引き出せることがあります。

これは「無償貸与契約」と呼ばれるもので、初期費用をガス会社が負担する代わりに、毎月のガス料金に少し上乗せしたり、長期契約を約束したりする形態です。

初期費用を限りなくゼロに近づけられる最強の節約術になり得ます。ただし、ガス単価が高く設定されていないか、契約内容をよく確認することは忘れずに。

導入後に後悔しないための騒音対策

見積もり金額を削ることばかりに集中していると、ついつい見落としがちなのが「導入後の快適性」、特に「騒音」と「振動」の問題です。
乾太くんはガスでパワフルに乾燥させる分、どうしても「ゴー」という燃焼音や、ドラムが回転する振動音が発生します。特に木造住宅の2階や、寝室の隣に設置する場合、「思ったより音が響いてうるさい」と後悔するケースが後を絶ちません。

見積もりの段階で、以下の数百円〜数千円のオプション費用を惜しまずに組み込んでおくことを強くおすすめします。

これらの対策をケチって、設置後に「やっぱりうるさいから対策したい」となると、一度設置した台を動かしたり、コーキングを切ってフードを交換したりと、余計な工賃がかかってしまいます。最初から見積もりに組み込むか、部材リストに入れておくことが、賢い施主の振る舞いです。

騒音の実態や対策グッズの効果については、以下の記事で詳細にレビューしています。

乾太くんの見積もりに関するまとめ

乾太くんの見積もりは、何も知らずに工務店やガス会社に丸投げすると、定価に近い金額で高額になりがちです。しかし、見積もりの中身を分解し、部材や本体の調達方法を工夫すれば、安くする余地はたくさんあります。

乾太くんの設置には、リンナイの公式サイト等で防火上の離隔距離などの安全基準が細かく定められています（出典：リンナイ「乾太くんをご検討の方へ 設置・施工について」）。安さを追求するあまり、安全性を無視した工事にならないよう、最終的な施工は必ず有資格者のいる信頼できる業者に依頼してください。

少しの手間を惜しまなければ、浮いたお金でワンランク上のデラックスタイプを選んだり、家族で美味しい焼肉を食べに行ったりできます。ぜひ、賢く見積もりを取って、雨の日も花粉の季節もノンストレスな、快適なガス乾燥機ライフを手に入れてくださいね！

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