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乾太くんの外置きは後悔する?対策と費用をブログで徹底解説

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※本記事は一般的な情報を基に執筆しています。設置工事の可否や正確な費用、ガスの契約種別による料金については、必ずお住まいの地域の専門ガス会社や施工業者にご確認ください。

「乾太くんを導入したいけれど洗面所には置くスペースがない」と悩んでいる方は意外と多いのではないでしょうか。そんな時に検討したいのが外置きという選択肢ですが、雨風にさらされて故障しないか、排気口から虫が入ってこないかと心配事は尽きないものですね。

私自身も導入前は、外に置くことによる寿命への影響や台風の時の対策について調べまくりました。この記事では、屋外設置における不安を解消するための具体的な対策や、気になる費用面について私の視点で分かりやすく解説していきます。

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記事のポイント

  • 外置きでも安心して使うための雨や虫への具体的な対策
  • 屋外設置にかかる費用の総額や工事内容の目安
  • 後悔しないために知っておくべき外置き特有のデメリット
  • 本体を安く手に入れるための購入方法と注意点

乾太くんの外置きで後悔しないための対策

せっかく乾太くんを導入しても、設置場所や環境のせいで「失敗したな」なんて思いたくないですよね。ここでは、屋外設置ならではのリスクである雨や虫、騒音などに対して、私が実践している対策やリサーチした情報を交えて解説します。

これさえ押さえておけば、外置きでも快適な乾燥ライフが送れるはずです。

雨の日や台風から守る専用カバー

屋外設置を検討する際、真っ先に頭をよぎるのは「雨」の問題ではないでしょうか。乾太くんはガス機器ですが、内部にはモーターや電子基板といった精密な電気部品が詰まっています。

当然ながら水は大敵であり、雨水が侵入すれば漏電や故障の直接的な原因となります。基本的には、雨が直接かからない「軒下」や「ベランダ」への設置が大前提になりますが、日本の住宅事情や気候を考えると、横殴りの雨や台風の時にはどうしても濡れてしまうリスクがあります。

そこで、外置きユーザーにとって「命綱」とも言える必須アイテムが、メーカー純正の「本体保護カバー」です。

このカバーは、ポリエステルと塩化ビニールで作られた防炎タイプのもので、雨風だけでなく、紫外線による操作パネルの劣化や、細かな砂埃の侵入からも本体をガードしてくれます。

「いちいちカバーを外して使うのは面倒くさそう…」と思われるかもしれませんが、実はそこまで手間ではありません。純正カバーは前面がチャック(ファスナー)式になっており、使用する時は前面をまくり上げて、上部のマジックテープで固定するだけでOKです。

乾燥が終わったらまたチャックを閉めるだけなので、慣れれば数秒の作業です。

台風接近時の特別対策

普段の雨ならカバーだけで十分ですが、台風のような暴風雨の予報が出ている時は、さらなる対策が必要です。強風でカバーがバタついて破れたり、隙間から雨が吹き込んだりするのを防ぐため、カバーの上から養生テープや荷締めベルト(バンド)で本体ごとぐるっと固定することをおすすめします。これだけで安心感が段違いです。

ただし、いくらカバーがあるからといって、屋根のない野ざらしの場所に置いていいわけではありません。リンナイの施工基準でも、原則として「雨線内(軒先から45度の角度で引いた線の内側)」に設置することが求められています。

長く愛用するためにも、設置場所の選定は慎重に行いましょう。

排気口からのゴキブリや虫への対処

「外に置くと、排気口からゴキブリが入ってくるんじゃないか…」これは、私が導入前に一番恐怖を感じていたポイントです。ネットで検索しても、同じように心配している人の声がたくさん出てきますし、実際に何の対策もしなければ、そのリスクはゼロではありません。

乾太くんは衣類を乾燥させるために、ドラム内の湿った空気を排湿筒(ダクト)を通して屋外へ排出します。つまり、この「排気口」は、外の世界とドラム内部を繋ぐトンネルのようなものです。

乾燥機が動いている時は強力な熱風が吹き出しているため、虫が近づくことは不可能です。しかし、問題は「停止している時」です。

特に冬場の寒い時期などは、排気口に残った微かな余熱や、家の中から漏れ出る暖かさを求めて、ゴキブリやクモなどの虫が侵入を試みる可能性があります。

「じゃあどうすればいいの?」という話ですが、結論から言うと対策をすれば防げます。そのための最強のソリューションが、オプション部材である「ダンパー付排湿口ガイド」です。

ダンパーの仕組み

この部材には、風圧で開閉する「弁(ダンパー)」が内蔵されています。乾燥機が動いて排気が発生すると、その風圧で弁が押し開かれて空気を排出します。そして運転が止まると、弁がパタンと閉じて蓋をする仕組みになっています。これさえ付けておけば、停止時には物理的に侵入経路が塞がれるため、虫が入る隙間がなくなります。

通常の排湿トップにはこのダンパー機能がないものもあります。もし見積もりの段階で、部材リストに「ダンパー付」という記載がなければ、業者さんに「虫が怖いので、必ずダンパー付きのものにしてください!」とリクエストすることをおすすめします。

数千円の差額で得られる精神的な安寧は、何物にも代えがたいですよ。

冬の寒さや冷気を防ぐダンパー

先ほど「虫対策」として紹介した「ダンパー」ですが、実はもう一つ、非常に重要な役割を持っています。それは「寒さ対策」です。
特に寒冷地や、冬の冷え込みが厳しい地域にお住まいの方にとっては、虫対策以上に重要かもしれません。

乾太くんの排湿筒は外と繋がっているため、何も対策をしないと、冬場の冷たい外気がドラム内に逆流してくる現象(バックドラフト)が起こります。これにより、以下のようなデメリットが発生します。

  • 乾燥効率の低下: いざ乾燥機を使おうとした時に、ドラム自体が氷のように冷え切ってしまい、庫内温度が上がるまでに余計な時間がかかります。結果としてガス代の無駄につながります。
  • 室内の寒さ(屋内設置の場合): もし外置きではなく、排湿管だけを外に出している屋内設置の場合、逆流した冷気が洗面所に入り込み、脱衣所が極寒になる原因になります。(外置きの場合は機器への影響がメインです)
  • 結露のリスク: 冷たい外気が入り込むことで、機器内部で結露が発生し、サビや故障の原因になる可能性があります。

ダンパー付きの排湿口ガイドを設置していれば、運転していない時は弁が閉じているため、冷気の侵入をシャットアウトできます。つまり、ドラム内の温度低下を防ぎ、次回の運転をスムーズにする効果があるのです。

また、設置工事の際には、排湿管が壁を貫通する部分や、機器との接続部分に隙間ができないよう、コーキングやパテ埋めなどの気密処理をしっかり行ってもらうことも重要です。

隙間風を防ぐことは、機器の保温だけでなく、虫の侵入防止の観点からも欠かせません。「虫」と「冷気」の両方を防げるダンパーは、外置き派にとっては一石二鳥の必須アイテムと言えますね。

近隣への騒音や振動を抑える工夫

乾太くんは、ガスによるパワフルな熱風と、それを循環させるための強力なモーター・ファンを使用するため、それなりに運転音がします。

カタログスペックでは「40dB〜50dB」程度とされており、これは「静かな事務所」や「図書館の中」より少しうるさいくらいのレベルです。

室内であればドアを一枚隔てることで気にならなくなりますが、遮るもののない外置きの場合、音が四方に拡散してしまうため注意が必要です。

音の種類とご近所への配慮

発生する音には、主に「ゴー」という排気音(風切り音)と、「ブー」というモーターの振動音の2種類があります。

トラブルを避けるための時間帯

日中は生活音に紛れて気にならないことが多いですが、静まり返った深夜や早朝に回すと、住宅街では音が響く可能性があります。特に、隣家の寝室やリビングの窓がすぐ近くにあるような配置の場合は、使用時間を配慮(例えば夜9時までにする等)する必要があります。

物理的な防音・防振対策

音を完全に消すことはできませんが、軽減することは可能です。私が特におすすめしたいのが、専用台の脚の下に「防振ゴム」を敷くことです。

特にベランダ設置の場合、ベランダの床材(FRPやコンクリート)が太鼓のように共振してしまい、階下や隣室に不快な低周波振動として伝わることがあります。防振ゴムを挟むことで、この振動を吸収し、伝播を抑えることができます。

また、設置場所を決める際は、壁で囲まれた狭い場所(反響しやすい)を避けたり、排気口の向きを隣家の窓に向けないようにしたりといった、「音の逃げ道」を意識した配置計画も重要です。

最近の機種(デラックスタイプなど)には、運転音を抑える「マイルドコース」などが搭載されているものもあるので、音に敏感な環境の方は機種選びもポイントになります。

塩害によるサビと寿命への影響

乾太くんの設計上の標準使用期間は、一般的に約10年とされています。しかし、これはあくまで標準的な環境(屋内や、条件の良い軒下など)で使用した場合の話です。

外置きの場合、どうしても温度変化や湿気、風雨の影響を受けるため、屋内設置に比べると環境は過酷になります。

特に注意が必要なのが、海沿いの地域にお住まいの方です。潮風による「塩害」のリスクは無視できません。

塩分を含んだ風にさらされ続けると、筐体の塗装が剥がれやすくなったり、ネジや接合部からサビが進行したり、最悪の場合は内部の電子基板やガス配管が腐食して故障に至る可能性があります。

塩害地域で外置きをする場合、以下の対策を徹底することで寿命を延ばすことができます。

  • こまめな水拭き: 定期的に固く絞った濡れ雑巾で本体を拭き、付着した塩分を落とします。特に台風の後は念入りに行いましょう。
  • カバーの常時装着: 使用していない時は必ず保護カバーをかけ、直接潮風に当たらないようにします。
  • 定期点検: 1年に1回程度、専門業者による点検を受け、内部の腐食状況をチェックしてもらうのが安心です。

それでも、屋内設置に比べれば寿命が少し短くなる(例えば8年程度で部品交換が必要になる等)可能性は覚悟しておいた方が良いかもしれません。外置きの利便性と引き換えに、メンテナンスの手間が必要になる点は理解しておきましょう。

実際の失敗談から学ぶデメリット

外置きには「場所を取らない」「音が気にならない」といった大きなメリットがありますが、実際に導入した後に「ここは盲点だった!」「想像以上に不便だった」と感じるポイントも存在します。私の周りのユーザーや、ネット上の口コミで多かった「リアルな失敗談」をまとめてみました。

1. 冬の寒さと雨の日の移動が辛い

これが圧倒的に多い意見です。洗濯機(屋内)で洗い終わった、水を含んで重くなった洗濯物をカゴに入れ、それを抱えて外に出る。

言葉にすると簡単ですが、冬の氷点下の夜や、土砂降りの雨の中、蚊の多い夏の夕方にこれを行うのは、想像以上のストレスになります。「寒いから明日でいいか…」と使用頻度が減ってしまっては本末転倒です。

2. プライバシーの問題

「下着を外に持ち出すのが恥ずかしい」という声も聞かれます。設置場所が道路から丸見えだったり、お隣の窓から見える位置だったりすると、洗濯物の出し入れを見られるのが気になってしまいます。

目隠しのフェンスを設置するなど、視線を遮る対策が必要になる場合があります。

3. フィルター掃除の手間

乾太くんは、使うたびにフィルター掃除をするのが理想です。しかし、本体が外にあると「寒いし、暗いし、また今度でいいか」と掃除をサボりがちになります。

フィルターが詰まると乾燥時間が長くなり、フワフワ感も損なわれます。外置きだからこそ、掃除への心理的ハードルが高くなるのです。

設置場所は「動線」最優先で!

これらのデメリットを解消する鍵は、設置場所にあります。「勝手口を出てすぐ」や「リビングの掃き出し窓の横」など、室内から最短距離(できればサンダルを一歩履くだけ)でアクセスできる場所に設置するのが、後悔しないための最大のポイントです。

乾太くんの外置きにかかる費用と購入

「外置き対策はわかったけど、結局いくらかかるの?」という一番気になるお金の話をしましょう。乾太くんは本体価格だけでなく、工事費や部材費が複雑に絡み合ってきます。ここでは、2025年の最新事情も含めて、費用の相場観を整理します。

新型デラックスとスタンダードの差

これまで「外置きするならスタンダードタイプ一択」と言われてきました。なぜなら、従来のデラックスタイプは操作パネルがドア部分にあり、電子基板の防水性が屋外使用を想定していなかったからです。

しかし、2025年にこの常識が覆りました。なんと、デザイン性の高いデラックスタイプにも「軒下設置用モデル(RDT-63NTU/93NTU)」が登場したのです!

項目スタンダードタイプ新型デラックス(軒下用)
特徴高耐久でシンプル。長年の実績あり。スタイリッシュ。フィルター掃除が楽。
操作部ボタン/ダイヤル(カバー推奨)フルフラットパネル(防水強化)
フィルタードラムの奥(掃除しにくい)ドアの手前(掃除しやすい)
価格比較的安価本体価格が高め

新型デラックスの最大の特徴は、操作パネルが凹凸のないフルフラット形状になっており、水が溜まりにくく、内部への浸水を防ぐコーキング処理が強化されている点です。

また、デラックスタイプの大きなメリットである「手前フィルター(ドラムの奥に手を突っ込まなくても掃除できる)」が屋外でも享受できるのは大きな魅力です。予算に余裕があり、見た目や使い勝手にこだわりたい方は、新型デラックスも有力な選択肢となります。

設置工事費や本体価格の総額相場

では、実際に導入するには総額でどれくらい見ておけば良いのでしょうか。設置環境によって大きく変動しますが、ざっくりとした目安として、総額で20万円〜30万円程度を想定しておくと良いでしょう。

費用の内訳イメージ(8kgスタンダードの場合)

  • 本体価格:約12万円〜14万円
  • 専用台・部材費:約3万円〜5万円
  • 工事費(ガス・設置):約4万円〜8万円

屋外設置の場合、屋内設置と違って「壁に大きな穴を開ける工事(コア抜き)」が不要になるケースが多く、その分の工事費(約2〜3万円)が浮くというメリットがあります。排気は排湿トップから直接外に出せば良いからです。

一方で、コストを押し上げる要因となるのが「ガス配管」です。設置したい場所のすぐ近くにガス栓があれば安く済みますが、ガスメーターやお風呂場から配管を長く延長してくる必要がある場合、配管の長さ(メートル数)に応じて工事費が加算されます。

「ガス栓の位置」が工事費を左右する大きな要因になるため、事前の現地調査が不可欠です。

必要な専用台や部材の選び方

乾太くんを外に置くために必要な「三種の神器」とも言える部材があります。見積もりを確認する際は、これらが含まれているか必ずチェックしてください。

  1. 専用台: 設置スタイルに合わせて選びます。ベランダに直置きするなら「専用台(低)DS-80LSF」が安定感があってお安めです。一方、エアコンの室外機の上などの空間を有効活用したい場合は、「室外機用などの高い台(DS-80BSF等)」を選びます。高さ調節が可能ですが、高すぎるとフィルター掃除や出し入れが大変になるので注意が必要です。
  2. 排湿トップ: 煙突の先端に付ける部材です。これがないと雨が直接ドラム内に入ってきたり、排気がうまくできません。屋外設置用の「排湿トップ(DT-54NF等)」を選びましょう。
  3. 本体保護カバー: 前述の通り、寿命を延ばすための必須アイテムです。

特に専用台に関しては、メーカー純正品を使うのが一番安心です。「ホームセンターで木材を買ってきてDIYで作る」という方も稀にいらっしゃいますが、乾太くんは運転中に振動しますし、重量も40kg近くあります。

木製の自作台は腐食や強度不足による倒壊のリスクがあるため、絶対におすすめしません。

危険なDIY設置と法的規制のリスク

「工事費を節約したいから、本体だけネットで買って自分で取り付けられないかな?」と考える方もいるかもしれません。YouTubeやブログでDIY設置の様子を見かけることもありますが、絶対に真似しないでください。

DIY設置は法律違反の可能性があります

ガス機器の接続や設置工事には、「液化石油ガス設備士(プロパンの場合)」や「ガス機器設置スペシャリスト(GSS)」などの国家資格や公的資格が必要です。無資格での施工は法律(液化石油ガス法など)で禁止されていますし、接続不良によるガス漏れや一酸化炭素中毒といった、家族や近隣の命に関わる重大事故に繋がる危険性があります。

また、自分で設置した機器が故障した場合、正規の施工ではないためメーカー保証の対象外になることがほとんどです。数万円の工事費を惜しんで、火災のリスクや保証切れのリスクを負うのは合理的ではありません。

安全と安心をお金で買うと思って、必ず有資格者のいるプロの業者にお願いしましょう。

資格に関する詳細は、以下の公式サイトなどでも確認できます。(出典:一般財団法人 日本ガス機器検査協会『ガス機器設置スペシャリスト(GSS)』

乾太くんの外置き本体はAmazonにある

最後に、少しでも安く導入したい方への裏技的な情報をお伝えします。実は、乾太くんの本体や専用台、保護カバーといった部材は、Amazonや楽天市場でも購入可能なんです。

いわゆる「施主支給」という形になりますが、ネット通販なら定価よりもかなり安く(3割〜4割引きなどで)本体を手に入れられることがあります。

例えば、本体と専用台だけAmazonでポチって、地元のガス会社さんやリフォーム業者さんに「取り付け工事だけ」をお願いするという方法です。

ただし、これには大きな注意点があります。「自社で販売した機器しか取り付けない」という業者さんも非常に多いのです。トラブル防止や利益確保のためですが、いきなり本体を買ってから業者を探すと「どこも工事を受けてくれない!」という事態になりかねません。

スムーズなのは「工事費込みセット」ですので、Amazonで購入する前に、必ず「持ち込み機器の設置工事が可能か」を地元の業者さんに確認しておくことが必須条件となります。もしくは、楽天などのショップの中には、本体販売だけでなく「全国対応の設置工事費込みセット」を販売しているお店もあります。これなら施主支給の手間や業者探しの苦労がなく、トータルコストも抑えられることが多いので、一度検索してみる価値はありますよ。

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