毎日、終わりの見えない洗濯物の山と格闘している皆さん、本当にお疲れ様です。5人家族ともなると、洗濯機を回す回数も干す量も、もはや「家事」というより「業務」に近いレベルですよね。
雨が続いた日のリビングなんて、部屋干しの洗濯物がジャングルジムのようにぶら下がっていて、湿気と圧迫感で見るだけでため息が出てしまう。そんな経験、私だけではないはずです。
ネットで「乾太くん 5人家族」と検索して、果たして何キロの容量を選べばいいのか、ガス代で後悔することはないのか、実際に使っている人のブログでの評判はどうなのか、失敗したくない一心で情報を探している方も多いのではないでしょうか。
実は、我が家も導入前は同じ悩みを抱え、メジャーで洗面所を測りながら夜な夜な検索魔になっていました。
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記事のポイント
- 5人家族に最適な乾太くんの容量とモデル選びの基準
- 導入前に知っておくべきガス代のリアルな試算
- 実際に使って分かったメリットと具体的な後悔ポイント
- 本体を安く手に入れて設置する賢い方法
乾太くんは5人家族の家事を救うか
結論から申し上げますと、乾太くんは多人数世帯にとって、単なる便利な家電製品の枠を超え、家庭の平和を守り時間を生み出す「必須インフラ」になり得ると私は確信しています。
電気式のドラム式洗濯乾燥機では乾燥だけで3時間近くかかるところを、ガスならではの圧倒的な熱量でわずか1時間弱で終わらせてしまうパワーは、何物にも代えがたい魅力です。
しかし、何も考えずに「なんとなく」で導入してしまうと、「サイズが合わなくて大物が乾かせない」「使い勝手が悪くて掃除がストレス」といった失敗につながることも事実です。
ここでは、5人家族という特定の条件下で、どのようにモデルを選び、どう運用すれば最も幸せになれるのかを、私の経験とリサーチに基づいて深掘りしていきます。
5人家族に必要な容量は何キロか
まず直面するのが「容量選び」という最大の壁です。5人家族の洗濯物量は、一般的に1日あたり平均して約7.5kgから10kgに達すると推計されています。
厚生労働省などの指標では「1人1日1.5kg」が目安とされていますが、これにはバスタオルやシーツ、あるいは部活動で泥だらけになった子供のユニフォームといった「プラスアルファ」の要素が十分に加味されていないことが多いんですよね。
現在販売されている乾太くんのラインナップは、大きく分けてスタンダードタイプ(3kg、5kg、8kg)とデラックスタイプ(6kg、9kg)の5種類があります。
この中で、5人家族が検討の土俵に乗せるべきは、実質的に「8kgスタンダード」か「9kgデラックス」の二択に絞られると私は考えています。
5kgモデルでは厳しい?
「5kgや6kgでは絶対に無理なのか?」と聞かれれば、決してそんなことはありません。実際に、都内の狭小住宅などで設置スペースに厳しい制約がある5人家族の方で、あえて5kgや6kgを選んで上手く回しているブログも拝見しました。ただし、その場合は「朝と夜の2回に分けて洗濯する」「タオルと衣類を別々に洗う」といった運用上の工夫が必須になります。「洗濯物を一気に終わらせたい」「1日1回で済ませたい」という強い時短ニーズがある場合は、やはり大容量モデルが圧倒的に有利です。
特に5人家族でネックになるのが、週末の「シーツ洗い」や、冬場の「毛布洗い」です。9kgタイプであれば、シングルサイズのシーツなら一度に4枚、厚手の毛布でも1枚を余裕を持って乾燥させることができます。
これが小さいサイズだと、シーツを何回かに分けて乾燥させることになり、その分ガス代も時間もかかってしまいます。「大は小を兼ねる」という言葉がこれほど当てはまる家電も珍しいかもしれません。
後悔しないためには、設置場所が許す限り最大のサイズを選ぶのが鉄則かなと思います。
8kgと9kgの違いと選び方
「8kgと9kg、たった1kgの差なら安い方の8kgでいいんじゃない?」と思われるかもしれません。しかし、この両者には容量の差以上に、日々の使い勝手を左右する「決定的な構造の違い」が存在します。それは、お手入れの要となる糸くずフィルターの位置です。
乾太くんは、その強力な乾燥能力ゆえに、使用するたびにフィルターにホコリがたまります。メーカーも毎回のフィルター掃除を推奨しています。ここで問題になるのが、そのフィルターが「どこにあるか」です。
| 項目 | 8kg (スタンダード) | 9kg (デラックス) |
| フィルター位置 | ドラムの最奥(手が届きにくい) | ドアの裏側(手前で簡単) |
| シーツ乾燥目安 | シングル3枚 | シングル4枚 |
| 機能性 | シンプル機能 | 除菌・消臭・静電気低減など多機能 |
| 価格差(定価) | 比較的安価 | 約4〜5万円高い |
5人家族の場合、洗濯機も10kg〜12kgクラスの大型モデルを使っていることが多いですよね。乾太くんを導入する場合、その大型洗濯機の上に専用台を使って「縦置き」にするケースがほとんどだと思います。
その際、8kgスタンダードタイプだと、フィルターがドラムの「一番奥」にあります。
洗濯機の上に設置された乾太くんの奥まで手を伸ばすのは、身長160cm前後の女性でもかなり厳しい姿勢になります。毎回踏み台を持ってきて、背伸びをして掃除をする…。想像しただけで、忙しい毎日の中では大きなストレスになりそうですよね。
予算が許すなら、迷わず「9kgデラックス」をおすすめします。
フィルターがドアを開けてすぐの手前(ドア裏)にあるだけで、日々のメンテナンスが劇的に楽になります。「掃除が面倒だから使わない」という本末転倒な事態を防ぐためにも、この構造の違いは非常に重要です。また、9kgタイプは庫内も広く、小物乾燥棚も幅広なので、子供の上履きなどを乾かす際にも余裕があります。
気になる毎月のガス代を試算
「ガス乾燥機は便利そうだけど、ガス代が跳ね上がるんじゃないか…」というのが、導入前に誰もが抱く最大の懸念点かと思います。特に子供が3人もいると、教育費や食費で家計は常にギリギリ。ランニングコストは死活問題ですよね。
ガス代に関しては、お使いのガスの種類(都市ガスかプロパンガスか)によって、その運命が大きく分かれます。一般的な5人家族が、1日2回(計10kg相当)毎日フル稼働させた場合の月額コストを、最新のデータに基づいて試算してみました。
| ガス種別 | 1回あたりのコスト(目安) | 月額コスト目安 (1日2回×30日) |
| 都市ガス | 約40円〜50円 | 約2,400円〜3,000円 |
| プロパン (適正価格) | 約40円〜50円 | 約2,400円〜3,000円 |
| プロパン (平均価格) | 約70円〜100円 | 約4,200円〜6,000円 |
(出典:一般社団法人プロパンガス料金消費者協会『ガス衣類乾燥機「乾太くん」のガス代はいくら?』)
ご覧の通り、都市ガスエリアにお住まいであれば、月額3,000円程度の負担増で済みます。これで毎日の「干す作業」「取り込む作業」から完全に解放され、コインランドリーに行く手間もなくなると考えれば、費用対効果は最強クラスと言えるでしょう。
一方で、注意が必要なのがプロパンガス(LPガス)エリアの方です。プロパンガスは自由料金制のため、ガス会社によって単価が大きく異なります。
「適正価格」で契約できていれば都市ガスと遜色ないコストで運用できますが、いわゆる「平均価格(高めの設定)」のままだと、月額6,000円以上アップしてしまうことも珍しくありません。年間で考えると数万円の差になりますので、導入前にガス料金の見直しは必須です。
詳しいガス代の節約方法や、自分の家のガス料金が適正かどうかの確認方法については、以下の記事でも詳しく解説していますので、プロパン地域の方はぜひチェックしてみてください。
導入した方の口コミ
スペック上の話だけでなく、実際に5人家族で乾太くんを導入した方々の「生の声」も気になりますよね。多くのブログやSNSでの口コミをリサーチしましたが、共通しているのは「洗濯ストレスがゼロになった」「もう乾太くん無しの生活には戻れない」という熱量の高い感想です。
リフォームで思い切って設置した乾太くんデラックスタイプ9kgが本当に神すぎて、
乾太くん→乾太さん→乾太様とわが家での敬称が急速にランクアップしている。この上だとなんて呼べばいいの…どうすればこの感謝が伝わるの…上様?🥺🥺🥺— coco☻2y🎀2m🎀 (@yaseru_yaco) May 11, 2025
8kg洗濯機パンパンの洗濯物を1時間でカラカラに乾かしてくれる乾太くんデラックス5kg、マジ買ってよかった。
— 由香@🎀 ⭐️⇒6y年長 (@n09231007) May 28, 2024
ガスならではの高温風で繊維を根元から立ち上げるため、タオルがホテルのようにフカフカになります。肌の弱いお子さんにとっても、天日干しによる花粉やPM2.5の付着リスクがない点は大きなメリットになっているようです。
「洗濯という家事は終わりがない」とよく言われますが、乾太くんの圧倒的なパワーは、その終わりのない家事を物理的に「終わらせてくれる」力があると感じます。
買ってから後悔しないための対策
ここまで乾太くんを絶賛してきましたが、決して安い買い物ではありません。導入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、5人家族ならではのデメリットや注意点もしっかりと直視しておく必要があります。
5人家族が直面しやすい後悔と対策
- 衣類の縮み問題:ガス乾燥機は80℃以上の高温で一気に乾かすため、どうしても衣類は縮みやすくなります。特に綿素材の子供服、プリントTシャツ、靴下などは注意が必要です。「お気に入りの服が縮んで着られなくなった」という悲劇を防ぐため、「子供服は最初からワンサイズ大きめを買う」「乾燥機にかけるものと部屋干しするものを脱衣所で仕分ける」といったルール作りが大切です。
- 洗濯物の移し替えの重労働:全自動のドラム式洗濯乾燥機と違い、乾太くんは「洗濯機から濡れた重い衣類を取り出し、上にある乾燥機に移し替える」という作業が発生します。5人分の水分を含んだ洗濯物は10kg近くになり、これを持ち上げるのは地味に重労働です。設置台の高さが高すぎると毎日の負担になるため、専用台の高さ調整は慎重に行う必要があります。
- 運転音と近隣への配慮:5人家族だと洗濯回数が多く、夜間や早朝に稼働させることも増えるでしょう。乾太くんの運転音や排気音は決して無音ではありません。特に排気ダクトが隣家の寝室やリビングの窓に近い場合、騒音や柔軟剤のニオイでトラブルになるリスクがあります。設置計画の段階で、必要に応じて防音パイプフードを採用するなどの配慮が求められます。
乾太くんを5人家族でお得に使う
ここまでは「選び方」や「使い勝手」の話でしたが、ここからは切実な「お金」の話です。5人家族はただでさえ出費がかさむもの。少しでも初期費用を抑えて、賢く導入するためのテクニックをお伝えします。
設置費用の相場と工事の内訳
乾太くんの導入にかかる費用の総額は、「本体価格」+「附帯部材費(専用台・排湿管など)」+「設置工事費」の3つで構成されます。ざっくりとした相場感を知っておくだけでも、見積もりの妥当性を判断する材料になります。
5人家族向けの8kgや9kgモデルを新規で導入する場合、一般的には総額で20万円〜30万円前後が相場になります。内訳としては、工事費だけで5万円〜10万円程度かかるのが一般的です。
これには、壁に排湿用の穴を開ける「コア抜き工事」、ガス栓を増設する「ガス配管工事」、アース工事、そして本体の設置作業費などが含まれます。
特に注意したいのが、設置場所の状況による追加費用です。例えば、ガス栓が洗面所になく、キッチンや屋外から長く配管を引く必要がある場合や、2階・3階への設置で高所作業が必要な場合は、費用が上乗せされる可能性があります。
必ず事前に現地調査を依頼し、詳細な見積もりをもらうようにしましょう。
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参考乾太くんはいくらで設置できる?工事費込みの総額と最安値を調査
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プロパンガス地域の料金注意点
先ほどのガス代の項目でも触れましたが、プロパンガス地域にお住まいの方は、導入時の契約交渉が非常に重要です。
プロパンガス会社の中には、乾太くんの利用促進のために「乾太くん専用料金プラン」を設けていたり、厨房や給湯器とセットで使うことでガス単価を割り引いてくれるケースがあります。
また、「プロパンガス会社を変更する(切り替える)」ことを条件に、乾太くんの本体価格を大幅に値引き、あるいは無償貸与(リース)のような形で提供してくれる会社も存在します。
これは、ガス会社からすれば長くガスを使ってくれる顧客を獲得できるメリットがあるからです。
もし現在のガス料金が高いと感じているなら、乾太くんの導入はガス会社を見直す絶好のチャンスでもあります。まずは現在のガス会社に「乾太くんを入れたいので相談に乗ってほしい」と問い合わせてみることから始めましょう。
本体をAmazonで購入するメリット
実は、乾太くんの本体や専用台は、Amazonや楽天などのネットショップでも普通に購入可能です。ガス機器をネットで買うことに抵抗がある方もいるかもしれませんが、これには明確なメリットがあります。
ネット購入のメリット
- 本体価格が圧倒的に安い:ガス会社や地元のリフォーム店を通す場合、どうしても中間マージンが発生しますが、ネットショップなら定価の3〜4割引きで購入できることも珍しくありません。9kgデラックスタイプなどの高額モデルほど、その差額は大きくなります。
- ポイント還元でお得:10万円を超える高額商品なので、Amazonポイントや楽天ポイントの還元だけで数千円〜1万円分相当がお得になることもあります。これは家計を預かる身としては見逃せません。
- 自分のペースで比較できる:複数のショップの価格や在庫状況を一目で比較でき、しつこい営業を受ける心配もありません。じっくりと付属品(専用台や小物乾燥棚など)を選べるのもメリットです。
「ネットで買った商品はB級品なんじゃないか?」と不安になるかもしれませんが、商品はメーカー純正の新品ですので、物自体に違いはありません。保証書もしっかり付いています。
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ネット購入時の設置と手配方法
ただし、ネットで購入する場合の最大の壁は「誰が取り付けるか」です。ここが最も重要で、乾太くんの設置には「ガス機器設置スペシャリスト」や「液化石油ガス設備士」といった国家資格が必要です。
DIYでの設置は法律で禁止されており、ガス漏れや火災のリスクがあるため絶対にやめてください。ネットで購入してコストを抑えたい場合は、以下の3つのパターンで工事を手配することになります。
- 「工事費込み」の商品を買う:楽天などのネットショップでは、提携業者の工事費込みでセット販売している店舗があります。これなら窓口が一つで済むので一番楽な方法です。
- 地元のガスショップや工務店に「施主支給」で依頼する:「本体はネットで安く調達するので、設置工事だけお願いできませんか?」と地元の業者に相談する方法です。これを「施主支給」と言います。快く受けてくれる業者と、自社で本体を売れないため断られる業者がありますが、親切な工務店なら対応してくれることが多いです。
- くらしのマーケット等で職人を探す:ガス機器設置の資格を持つプロをマッチングサイトで探し、工事だけを直接依頼する方法です。口コミや評価を見て人を選べるので、比較的安心して依頼できます。
設置工事の具体的な流れや、DIYのリスク、業者選びのポイントについては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
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参考乾太くんの設置を自分でする?DIYのリスクと賢い導入法
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乾太くんで5人家族の時間は増える
5人家族にとって、「時間」は何よりも貴重な資源です。洗濯という家事は、家族が生きている限り毎日発生し、休みがありません。その時間を1日1時間短縮できれば、1年間で365時間、10年間で3,650時間もの自由な時間が生まれることになります。
- 天気を気にして洗濯のタイミングを計るストレスからの解放
- リビングを占領する部屋干しの湿気と視覚的なノイズからの解放
- 浮いた時間で子供と遊んだり、ゆっくりコーヒーを飲んだりできる心の余裕
初期費用で20万円〜30万円は確かに大きな出費ですが、これだけのメリットを「買う」ことができると考えれば、これほどコストパフォーマンスの良い投資はないと私は思います。
特に9kgデラックスタイプなら、その恩恵を最大限に受けられるはずです。ぜひ、あなたの家庭に合った賢い方法で、フカフカのタオルと、笑顔で過ごせるゆとりのある生活を手に入れてくださいね。
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