導入・比較・選び方

乾太くんと縦型洗濯機を併用するメリットと設置の注意点を解説

※本記事は一般的な情報を基に執筆しています。設置工事の可否や正確な費用、ガスの契約種別による料金については、必ずお住まいの地域の専門ガス会社や施工業者にご確認ください。また、構成・執筆の一部に生成AIを活用し、内容は筆者が確認・編集したうえで公開しています。

乾太くんと縦型洗濯機は組み合わせて使用できますが、すべての機種を洗濯機の真上へ設置できるわけではありません。

縦型洗濯機はフタが上方向へ開くため、乾太くんを載せる専用台や造作棚との干渉が起こりやすいからです。

設置可否は、洗濯機本体の高さだけでなく、フタを開けたときの最大高さ、専用台の有効内寸、防水パン、かさ上げ部材まで含めて判断します。

専用台の高さを上げればフタが開く場合でも、今度は乾太くんの投入口や操作部が高くなり、毎日の出し入れが負担になる可能性があります。

この記事では、縦型洗濯機の上へ設置する方法を中心に、専用架台、横並び、造作棚のどれを選ぶべきか条件別に解説します。

記事のポイント

  • 縦型洗濯機はフタ開け高さまで確認する
  • 専用台は外寸ではなく有効内寸で比べる
  • 防水パンとかさ上げの高さも計算に含める
  • 収まらない場合は横並びか造作へ切り替える

乾太くんと縦型洗濯機の設置可否を決める確認項目

乾太くんと縦型洗濯機を上下に配置できるかは、乾太くん本体の寸法だけでは判断できません。

最初に洗濯機のフタが完全に開く高さを確認し、その後に専用台、防火上の離隔距離、排湿管、操作性の順で確認します。

縦型洗濯機はフタの開閉空間が必要

縦型洗濯機は、洗濯物を出し入れするために上部のフタを開ける必要があります。

本体高さが専用台の下へ収まっていても、フタを開けたときに台板へ当たれば正常に使用できません。

縦型洗濯機のフタが上方向へ開き、乾太くんの専用台と干渉する例を示した図
縦型洗濯機は本体高さではなく、フタを全開にしたときの高さで判断します。

確認に使うのは、洗濯機のカタログに記載された本体高さではなく、フタ開け時高さまたはフタ折りたたみ時高さです。

一枚フタ、中折れフタ、折りたたみフタでは開閉軌道が異なるため、同じ容量でも必要な上部空間は変わります。

容量やメーカー名だけで設置可能と判断せず、購入予定型番の公式寸法図を確認してください。

フタのカタログ寸法が専用台の下へ収まる場合でも、給水ホース、自動投入タンク、水栓、洗剤投入口が干渉しないことを確認します。

専用台の有効内寸とフタ開け高さを照合する

専用台の高さには、床から台板上面までの外寸と、洗濯機を収められる台板下端までの有効内寸があります。

縦型洗濯機のフタ干渉を確認するときは、台の設定高さではなく有効内寸を使用します。

DS-80HSFは最大有効内寸1,466mm

リンナイの現行専用台DS-80HSFは、高さを7段階で調整できます。

専用台の設定高さ台板下までの有効内寸
1,150mm1,116mm
1,210mm1,176mm
1,270mm1,236mm
1,330mm1,296mm
1,380mm1,346mm
1,430mm1,396mm
1,500mm1,466mm

洗濯機のフタ開け高さが1,346mmを超える場合でも、DS-80HSFの1,430mmまたは1,500mm設定で数値上収まる可能性があります。

ただし、防水パンやかさ上げ台を使うと洗濯機全体が高くなるため、フタ開け高さへ追加分を加算しなければなりません。

専用台は対応する乾太くんの型式、必要幅、背面の筋交い、防水パンとの位置関係も確認してください。

専用台ごとの適合や幅の確認方法は、衣類乾燥機のスタンドを選ぶときの確認項目で詳しく解説しています。

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DS-54HSFは最大有効内寸1,346mm

DS-54HSFは、高さを5段階で調整できます。

専用台の設定高さ台板下までの有効内寸
1,150mm1,116mm
1,210mm1,176mm
1,270mm1,236mm
1,330mm1,296mm
1,380mm1,346mm

DS-54HSFには、DS-80HSFにある1,430mmと1,500mmの設定がありません。

フタ開け高さが大きい縦型洗濯機では、有効内寸が不足する可能性があります。

専用台の名称だけで選ばず、乾太くん本体の型式と台の対応関係を公式資料で照合してください。

防水パンとかさ上げ分を計算に加える

洗濯機メーカーが示すフタ開け高さは、基本的に洗濯機本体を基準とした寸法です。

実際の設置では、防水パンの形状やかさ上げ台によって、床からフタ上端までの高さが増えます。

専用台の有効内寸と比較するときは、洗濯機のフタ開け高さへ床から持ち上がる分を加算します。

洗濯機のフタ全開時高さと防水パン・かさ上げ高さの合計を専用台の有効内寸と比較する計算式
フタ全開時の高さに、防水パンとかさ上げ分を加えて専用台の有効内寸と比較します。
確認する寸法確認方法
フタ開け高さ洗濯機メーカーの公式仕様図を確認する
防水パンによる高さ洗濯機の脚が載る面から床までを測る
かさ上げ部材製品の実際の持ち上げ寸法を確認する
専用台の有効内寸台板上面ではなく下端までの寸法を使う
開閉軌道フタを途中から全開まで動かして確認する

洗濯機を買う前で実測できない場合は、公式寸法図、専用台の寸法図、防水パンの図面を施工業者へ渡します。

カタログ上で数ミリしか余裕がない組み合わせは、床の傾きや水平調整によって干渉する可能性があります。

現地確認では、フタを全開にできることに加え、洗濯物を無理なく出し入れできる開口が残るかも確認してください。

離隔距離と排湿経路を別に確保する

洗濯機のフタが開くだけでは、乾太くんの設置条件を満たしたことにはなりません。

乾太くんはガス燃焼機器であるため、本体周囲の可燃物との離隔距離と、湿気を屋外へ出す排湿経路が必要です。

デラックスタイプは上方・側方30mm以上

現行のRDT-93シリーズとRDT-63シリーズは、上方30mm以上、左右の側方30mm以上の離隔距離が必要です。

前方と後方の防火上の離隔距離は0mm以上ですが、前方には扉を開けて衣類を出し入れする作業空間が必要です。

本体上方には排湿管を接続するため、30mmの離隔距離だけで天井高を判断できません。

排湿管の口径、曲がり、外壁貫通位置を含めて施工図を作成してください。

スタンダードタイプは上方・側方45mm以上

現行のRDT-80シリーズ、RDT-54Sシリーズ、RDT-31Sシリーズは、上方45mm以上、左右の側方45mm以上の離隔距離が必要です。

スタンダードタイプはデラックスタイプより、上方と側方に必要な防火上の空間が15mm大きくなります。

棚や壁の内寸を乾太くん本体と同じ寸法にすると、必要な離隔距離を確保できません。

排湿管を換気扇やほかの換気ダクトへ直接接続する方法も避け、機種の工事説明書に従って屋外へ排出します。

(参照:リンナイ公式)

乾太くんの高さと操作・清掃性を確認する

専用台を高く設定すると、縦型洗濯機のフタが開く可能性は高くなります。

一方で、乾太くんの投入口、操作パネル、ドラムの奥も高い位置へ移動します。

設置前には、使用する人が床に立った状態で操作部へ手が届くかを確認してください。

乾燥後の衣類を取り出すときに、ドラム奥の靴下や小物を目視できることも重要です。

デラックスタイプは前面フィルターを備えていますが、操作パネルには上部仕様と下部仕様があります。

高い専用台へ上部操作パネル仕様を載せる場合は、操作部がさらに高くなるため注意が必要です。

スタンダードタイプは糸くずフィルターがドラム内にあるため、高所設置では清掃時の姿勢も確認します。

数値上設置できても、毎回踏み台が必要になる高さであれば、横並びなど別の配置も比較してください。

専用台を高くしすぎると乾太くんの投入口や操作部へ手が届きにくくなることを示す比較図
専用台を高くするほど、衣類の出し入れや操作、フィルター清掃の負担が増えます。

直上設置が難しい場合は横並びか造作を選ぶ

専用台の最大有効内寸へ収まらない場合や、乾太くんが高くなりすぎる場合は、直上設置にこだわる必要はありません。

横並びや造作棚へ切り替えることで、縦型洗濯機のフタ開閉と乾太くんの操作性を両立できる場合があります。

設置可否は、壁の下地、ガス配管、排湿経路、防水パン、洗濯機の寸法によって変わります。

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地域や工事内容によっては対応会社が紹介されない場合があります。

横並びならフタの上部空間を確保しやすい

洗濯機と乾太くんを横に並べれば、洗濯機の真上へ乾太くんや台板を置かずに済みます。

フタ開け高さが大きい縦型洗濯機や、将来さらに大容量の洗濯機へ買い替える場合にも対応しやすい配置です。

乾太くんを低い台へ載せられるため、衣類の移し替えやフィルター清掃の負担も抑えやすくなります。

ただし、洗濯機と乾太くんの本体幅、側方の離隔距離、扉の開閉空間を横方向に確保する必要があります。

必要な間口や扉の開き方は、乾太くんと洗濯機を横並びにする判断基準で確認してください。

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造作棚は耐荷重と下地補強を確認する

造作棚は洗濯機のフタ開け高さや使用者の身長に合わせて寸法を決められます。

一方で、収納用の棚板へ乾太くんを載せるだけの簡易的な施工はできません。

乾太くん本体、濡れた衣類、運転中の振動を支えられる耐荷重と、壁や棚の下地補強が必要です。

本体周囲の離隔距離、排湿管、ガス栓、電源、将来の修理スペースも設計に含めます。

洗濯機を買い替えたときにフタ開け高さが変わる可能性もあるため、現在の機種へ寸法を合わせすぎないことが大切です。

造作棚の製作やガス・排湿工事は、DIYで行わず専門業者へ依頼してください。

乾太くんと縦型洗濯機の容量と乾燥効率を合わせる方法

設置方法が決まった後は、縦型洗濯機と乾太くんの容量バランスを確認します。

容量の数字を同じにすることより、1回の洗濯後に乾太くんへ何kg入れるかを把握することが重要です。

洗濯容量と乾燥容量は実際の投入量で決める

洗濯容量10kgの縦型洗濯機を使っていても、毎回10kgまで洗濯物を入れるとは限りません。

洗濯後に吊り干しする衣類を取り除く場合は、乾太くんへ入れる量が洗濯量より少なくなります。

反対に、タオル、シーツ、衣類をまとめて一度に乾かしたい家庭では、大きな乾燥容量が必要になる場合があります。

洗濯容量から吊り干しする衣類を除き、実際に乾太くんへ入れる洗濯物の量で乾燥容量を決める図
洗濯機と同じ容量ではなく、実際に乾太くんで乾かす衣類の重量を基準に選びます。

洗濯物の大半を乾燥させる場合

洗濯した衣類の大半を乾太くんへ移す場合は、普段の最大洗濯量を一度で乾かせる容量が使いやすくなります。

乾燥容量が不足すると、1回の洗濯物を2回に分けて乾燥させる必要があります。

分割運転が増えると、洗濯と乾燥の並行運転ができても、すべて終わるまでの時間が延びる場合があります。

吊り干しする衣類を分ける場合

デリケートな衣類やタンブル乾燥禁止の衣類を毎回取り除く家庭では、洗濯容量より小さな乾燥容量で足りる場合があります。

容量を決める前に、数回分の洗濯物を実際に量り、乾太くんへ入れる物だけの重量を確認すると判断しやすくなります。

家族人数だけで決めず、タオルの枚数、寝具の頻度、まとめ洗いの有無も確認してください。

現行ラインアップと選び方は、乾太くんの容量を決める基準で詳しく解説しています。

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脱水状態によって乾燥時間が変わる

乾太くんの乾燥時間は、縦型洗濯機という方式だけで決まるものではありません。

実際の衣類量、素材、脱水後の水分量、運転コースなどによって変わります。

リンナイが案内する6kg約60分と9kg約90分は、実用衣類、綿50%・化繊50%、脱水度70%、標準コースという条件による数値です。

脱水が途中で止まった衣類や、通常より水分を多く含んだ衣類を入れれば、乾燥時間が長くなる可能性があります。

毎回乾燥時間が長い場合は、洗濯物の量を減らす前に、縦型洗濯機が最後まで脱水できているかを確認してください。

洗濯物の片寄り、排水不良、脱水運転の中断などがあると、衣類へ水分が多く残ることがあります。

ただし、乾燥時間を短くするために、すべての衣類で脱水時間をむやみに延長する必要はありません。

衣類のシワや傷みも考慮し、洗濯機の標準設定と取扱説明書を基本にします。

洗濯機の買い替え前に寸法を再確認する

現在の縦型洗濯機が専用台の下へ収まっていても、次に購入する機種が同じ寸法とは限りません。

大容量化、自動投入タンクの追加、フタ構造の変更によって、フタ開け高さや本体奥行が変わる場合があります。

買い替え時は、洗濯・脱水容量だけでなく、以下の順番で確認します。

  1. フタ開け時またはフタ折りたたみ時の高さ
  2. 防水パンやかさ上げを含む床からの実際の高さ
  3. 専用台の有効内寸
  4. 専用台の脚と洗濯機本体の幅
  5. 背面の筋交いと給水ホースの干渉
  6. 水栓や自動投入タンクの操作空間
  7. フタを全開にした状態での洗濯物の出し入れ

洗濯機を購入してから設置できないと判明する事態を防ぐため、型番が決まった段階で施工業者へ寸法図を共有してください。

造作棚の場合は簡単に高さを変更できないため、将来選べる洗濯機の上限寸法も確認しておきます。

設置方法を住宅条件別に選ぶ

縦型洗濯機との組み合わせは、専用台による直上設置だけが正解ではありません。

住宅・洗濯機の条件検討しやすい設置方法主な確認点
横幅が限られている専用台による直上設置フタ開け高さと有効内寸
大容量でフタ開け高さが大きい横並び横方向の間口と側方離隔
内装と高さを細かく合わせたい専門業者による造作棚耐荷重、下地、離隔距離
将来洗濯機を買い替える予定がある調整可能な専用台または横並び将来機種の最大寸法
投入口が高くなると使いにくい低い台を使った横並び操作部とフィルターの位置

直上設置は省スペースですが、フタ開け高さと乾太くんの使いやすさを同時に満たす必要があります。

横並びは広い間口が必要ですが、洗濯機の機種選択と作業高さの自由度を確保しやすくなります。

造作棚は寸法を調整できますが、後から高さを変えにくく、専門的な補強と設備工事が必要です。

洗濯と乾燥を別々の機器で進める運用や仕分け方法は、乾太くんと全自動洗濯機を組み合わせる使い方で確認できます。

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乾太くんと縦型洗濯機に関するよくある質問

乾太くんは縦型洗濯機の真上へ設置できますか?

専用台の有効内寸へ洗濯機のフタ開け高さが収まり、専用台の幅、防水パン、排湿経路などの条件を満たせば設置できる可能性があります。

縦型洗濯機の一部は設置できないため、型番ごとの公式寸法図で確認してください。

洗濯機の本体高さだけを測ればよいですか?

本体高さだけでは判断できません。

フタを完全に開いたときの高さと、開閉途中の軌道まで確認してください。

DS-80HSFの最大有効内寸は何mmですか?

現行の公式寸法図では、高さ1,500mm設定時の有効内寸は1,466mmです。

防水パンやかさ上げ部材を使用する場合は、その高さを洗濯機側へ加算して比較してください。

かさ上げ台を使えば専用台を設置しやすくなりますか?

排水口へアクセスしやすくなる場合がありますが、洗濯機全体の高さも上がります。

フタと専用台の間隔が狭くなるため、かさ上げ後の寸法で再計算してください。

洗濯機と乾太くんの容量は同じにするべきですか?

必ず同じ容量にする必要はありません。

洗濯後に乾太くんへ入れる実際の衣類量を基準に選んでください。

縦型洗濯機が専用台へ収まらない場合はどうしますか?

洗濯機のフタを途中までしか開けない運用は避け、横並びや専門業者による造作棚を検討してください。

洗濯機を小さな機種へ変更する方法もありますが、洗濯容量や将来の買い替えまで含めて判断する必要があります。

乾太くんと縦型洗濯機のまとめ

乾太くんと縦型洗濯機は組み合わせられますが、洗濯機の真上へ必ず設置できるわけではありません。

直上設置では、洗濯機のフタ開け高さと専用台の有効内寸を最初に照合します。

防水パンやかさ上げ台を使用する場合は、洗濯機が床から上がる分も計算に加えます。

現行のDS-80HSFは最大有効内寸1,466mmまで調整できますが、高く設定するほど乾太くんの操作や衣類の出し入れが難しくなる可能性があります。

乾太くん本体には、機種ごとの離隔距離と屋外へ湿気を排出する経路も必要です。

専用台へ収まらない場合や、使いやすい高さを確保できない場合は、横並びまたは専門業者による造作棚へ切り替えます。

容量は洗濯機との差を一律に決めず、洗濯後に乾太くんへ入れる実際の衣類量を基準にします。

洗濯機を買い替えるたびにフタ開け高さと専用台の適合を再確認し、長期間無理なく使える配置を選びましょう。

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