乾太くんでは、市販されている乾燥機用の柔軟剤シートを使用できます。
柔軟剤シートは、乾燥機から衣類を取り出すときの静電気や、衣類同士の絡まりが気になる場合に役立つ商品です。
ただし、すべての商品を同じ枚数や同じ方法で使えるわけではありません。
商品によって、対応する乾燥方法、使用量、香りの強さ、仕上げ乾燥への使用可否などが異なります。
リンナイも、市販の柔軟仕上げシートは使用できると案内する一方で、具体的な使用上の注意はシートメーカーへ確認するよう求めています。
この記事では、乾太くんで柔軟剤シートを使う手順、期待できる効果、シミや香りをめぐる注意点を解説します。
記事のポイント
- 衣類乾燥機に対応したシートを選ぶ
- 洗濯と脱水が終わった衣類と一緒に入れる
- 使用枚数は商品の表示に従う
- 温風乾燥に対応しているか確認する
- 香りが屋外の排気口から出る可能性を考える
- 使用後の糸くずフィルターを毎回掃除する
- 衣類の洗濯表示も事前に確認する
乾太くんで柔軟剤シートを使う方法
乾太くんで衣類を乾燥させるときに、「柔軟剤シートを入れても故障しないのか」「何枚使えばよいのか」と迷う方もいるでしょう。
乾燥機用の柔軟剤シートは、衣類に香りを付けたり、静電気や乾燥後のごわつきを抑えたりするために使用する商品です。
乾太くんでも市販品を使用できますが、商品によって対応する乾燥機や使用量、使用できない素材が異なります。
安全に使うためにも、乾太くんへの投入方法だけでなく、柔軟剤シートのパッケージに記載された使用条件を確認しておきましょう。
市販品は使えるが表示を優先
乾太くんでは、市販の乾燥機用柔軟剤シートを使用できます。

リンナイ公式FAQでは、製品として使用しても問題ないと案内されています。
ただし、リンナイが個別の柔軟剤シートについて、使用枚数や衣類への効果まで保証しているわけではありません。
使用前には、商品パッケージで次の項目を確認してください。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 対応機器 | 衣類乾燥機やタンブル乾燥機に対応しているか |
| 乾燥方法 | 温風乾燥で使用できるか |
| 使用量 | 衣類の重量に対して何枚必要か |
| 使用できない衣類 | 柔軟剤や乾燥機を使用できない素材がないか |
| 香り | 無香料、微香、香りが強いタイプのどれか |
| 再使用 | 使い切りか、再使用できる商品か |
パッケージに日本語の使用方法がない輸入品を選ぶ場合は、販売ページだけでなくメーカーの使用説明も確認しましょう。
乾燥機への使用可否が分からないシートを、香りだけで選んで投入することは避けてください。
入れるタイミングは乾燥直前
柔軟剤シートは、洗濯と脱水が終わった衣類を乾太くんへ移したときに投入します。
洗濯機の洗い工程やすすぎ工程へ入れるものではありません。
基本的な使用手順は次のとおりです。
- 衣類の洗濯表示でタンブル乾燥の可否を確認する
- 洗濯機で洗い、すすぎ、脱水まで終わらせる
- 脱水後の衣類をほぐしながら乾太くんへ入れる
- 商品表示に従った枚数の柔軟剤シートを入れる
- 衣類に適した温風乾燥コースを選ぶ
- 乾燥終了後に使用済みシートを取り出す
- 糸くずフィルターを掃除する

脱水後の衣類が固まったままだと、乾燥ムラやシワが生じやすくなります。
シートを入れるかどうかにかかわらず、衣類を軽くほぐしてから乾燥させることが大切です。
柔軟剤シートは洗濯ネットの中へ入れない
シートを洗濯ネットや衣類のポケットへ入れると、ドラム内を移動しにくくなります。
商品の説明に別の指定がない限り、衣類と一緒にドラム内へ入れてください。
使用量は商品ごとに確認
柔軟剤シートの枚数は、乾太くんの容量ではなく、実際に乾燥させる衣類量と商品表示で決めます。

9kg対応の乾太くんを使用していても、衣類が3kgしか入っていなければ、9kg分のシートを使う必要はありません。
反対に、衣類量が多いときに、少量用の枚数では効果を感じにくい場合があります。
以前販売されていたライオンの「乾燥機用ソフラン」では、乾いた状態の洗濯物3kgにつき1枚が使用量の目安でした。
ただし、この数値を現在販売されている他社商品へそのまま適用することはできません。
使用枚数を判断する順序
- 商品パッケージの使用量を見る
- 乾燥させる衣類の重量を確認する
- 少量運転では使用量も減らせるか確認する
- 香りや静電気の効果が弱くても、自己判断で急に増量しない
シートを多く入れるほど静電気防止効果や香りが比例して強くなるとは限りません。
柔軟成分を使いすぎると、タオルなどの吸水性や衣類の風合いへ影響する可能性もあります。
静電気やシワ対策に役立つ
柔軟剤シートは、乾燥中の摩擦を抑え、静電気や衣類の絡まりを軽減する目的で使われます。
柔軟仕上げ成分は繊維の表面を覆い、繊維同士の滑りをよくする働きがあります。
その結果、乾燥機から衣類を取り出す際のパチパチ感や、化学繊維のまとわりつきを抑える効果が期待できます。
| 期待される効果 | 向いている状況 | 注意点 |
|---|---|---|
| 静電気の軽減 | 冬場、フリース、化学繊維が多い洗濯物 | 効果は商品や衣類量によって異なる |
| 衣類の絡まり軽減 | シャツや薄手の衣類をまとめて乾かす場合 | 詰め込みすぎると効果を得にくい |
| シワの軽減 | シャツや日常着のシワを抑えたい場合 | すべてのシワをなくすものではない |
| 毛羽立ちの軽減 | 乾燥中の摩擦を抑えたい場合 | デリケート素材は乾燥機自体を使えない場合がある |
| 香り付け | 衣類へ香りを付けたい場合 | 香りが排気口から屋外へ出ることがある |
乾太くんだけでも、ドラム内で衣類が舞うことでタオルはふんわり仕上がりやすくなります。
柔軟剤シートは必需品ではなく、静電気、香り、シワなど、解決したい悩みがある場合に使う補助用品です。

シートだけに頼らず、衣類を入れすぎないことや、乾燥終了後に早めに取り出すことも重要です。
乾燥後のシワを減らす方法は、乾太くんで衣類のシワを抑える方法でも詳しく解説しています。
液体柔軟剤との違いと併用
液体柔軟剤と柔軟剤シートでは、使用する工程が異なります。

| 比較項目 | 液体柔軟剤 | 柔軟剤シート |
|---|---|---|
| 使用する工程 | 洗濯機のすすぎ工程 | 乾燥機の乾燥工程 |
| 投入場所 | 柔軟剤用投入口 | 乾燥機のドラム内 |
| 使用量の基準 | 水量または衣類量 | 乾燥させる衣類量 |
| 主な目的 | 柔らかさ、静電気、香り | 乾燥時の静電気、絡まり、シワ、香り |
| 主な注意点 | 入れすぎによる吸水性への影響 | 排気臭、シミ、商品ごとの使用条件 |
液体柔軟剤を使った衣類へ、さらに柔軟剤シートを使用できるかは、各商品の注意事項で確認してください。
一律に併用禁止とは限りませんが、柔軟成分や香りの目的が重複します。
初めて使用する場合は、液体柔軟剤とシートを同時に増量せず、どちらか一方から試した方が仕上がりを判断しやすくなります。
タオルの吸水性が落ちたと感じる場合は、柔軟剤の総使用量を見直しましょう。
スポーツウェアや機能性インナーなどは、衣類側に柔軟剤を避ける表示が付いている場合があります。
現在販売中の商品を選ぶポイント
現在は、衣類乾燥機対応、香りの強さ、使用量が明確な商品を選びましょう。
国内で広く販売されていた「乾燥機用ソフラン」は、ライオン公式Q&Aによると2025年2月で製造を終了しています。
ライオン公式の製造終了案内も確認できます。
通販サイトに乾燥機用ソフランが表示される場合でも、継続生産されている現行商品とは限りません。
現在の商品を探すときは、次の順序で比較してください。
- 衣類乾燥機またはタンブル乾燥への対応
- 温風乾燥での使用可否
- 衣類量に応じた使用枚数
- 無香料、微香、香り付きの違い
- 国内品か輸入品か
- 日本語の使用説明があるか
- 販売元と商品状態
- 定期的に購入できるか
海外製の柔軟剤シートは香りが強い商品もあるため、乾太くんの排気口と隣家の位置関係も考えて選びましょう。
\乾燥機対応と使用枚数を確認して選ぶ/
\排気の香りが気になる家庭向け/
Amazonで購入する場合も、商品名だけで判断せず、乾燥機対応、使用枚数、香り、販売元を確認してください。
乾太くんの柔軟剤シートで失敗しない注意点
香りが排気口から出る場合
柔軟剤シートの香りは、衣類だけでなく屋外の排気口から出る場合があります。
乾太くんは、衣類から出た湿気を排湿管を通して屋外へ排出します。
リンナイも、柔軟仕上げシートを使用すると排気トップからにおいが出る場合があると案内しています。
排気口が隣家の窓、玄関、ベランダ、給気口に近い場合は、使用者が感じる以上に香りが伝わる可能性があります。
香りを残すための過剰投入は避ける
衣類に香りが残りにくくても、シートの枚数を自己判断で増やすことは避けましょう。
商品表示を超えて使用すると、衣類の仕上がりだけでなく、屋外へ出る香りも強くなる可能性があります。
香りが気になる場合は、次の順番で見直してください。
- 商品の規定枚数を超えていないか確認する
- 液体柔軟剤や香り付けビーズとの重ね使いを減らす
- 微香または無香料の商品へ変更する
- 隣家が窓を開けやすい時間帯を避ける
- 自宅敷地内で排気のにおいを確認する
排気臭や運転音への対策は、乾太くんが近所迷惑になる原因と対策で詳しく解説しています。
送風と仕上げ乾燥での注意
柔軟剤シートは、商品によって温風乾燥時にしか使用できません。
以前の乾燥機用ソフランは温風乾燥専用で、送風だけで乾燥するコースでは使用できない商品でした。
現在販売されている商品についても、送風コースで使えると決めつけず、パッケージを確認してください。
外干しや部屋干しでほぼ乾いた衣類を、短時間だけ乾太くんに入れる仕上げ乾燥にも注意が必要です。
旧乾燥機用ソフランでは、完全に乾かなかった衣類の仕上げ乾燥に使うと、効果が十分に発揮されず、シミが生じる場合があると案内されていました。
これはすべての柔軟剤シートに共通する禁止事項ではありませんが、仕上げ乾燥への対応が明記されていない商品は避けた方が安全です。
コース選択前に確認すること
- 温風乾燥専用の商品ではないか
- 送風コースでも使える商品か
- 仕上げ乾燥で使用できるか
- 最低運転時間の指定があるか
- デリケート衣類へ使用できるか
衣類へのシミを防ぐ使い方
柔軟剤シートによるシミを防ぐには、商品表示を守り、衣類を詰め込みすぎないことが大切です。
衣類量が多すぎると、ドラム内で洗濯物が十分に動かず、シートが同じ衣類へ長時間触れ続ける可能性があります。
規定枚数を超えて投入した場合も、柔軟成分が一部の衣類へ偏る可能性があります。
シミを防ぐため、次の点を確認しましょう。
- 乾太くんの定格容量を超えて詰め込まない
- 脱水後の衣類をほぐしてから投入する
- 柔軟剤シートを商品表示以上に入れない
- ポケットや洗濯ネットの中へシートを入れない
- 仕上げ乾燥に対応しているか確認する
- 使用済みシートをドラム内へ残さない
乾燥後に油染みのような跡を見つけた場合は、繰り返し高温乾燥させる前に対処してください。
まず衣類の洗濯表示を確認し、通常の洗濯が可能であれば、衣料用洗剤を使って再洗濯します。
色落ちしやすい衣類やデリケート素材へ、食器用洗剤や漂白剤を自己判断で直接塗ることは避けましょう。
再洗濯しても落ちない場合は、柔軟剤シートのメーカーまたはクリーニング店へ相談してください。
フィルターは毎回掃除する
柔軟剤シートを使った日も使わない日も、乾太くんの糸くずフィルターは毎回掃除します。

リンナイは、糸くずフィルターに布ぼこりがたまりすぎると、乾燥時間が長くなったり、機器内部が過熱したりする原因になると案内しています。
フィルターの位置は乾太くんの型式によって異なります。
| タイプ | 主なフィルター位置 | 掃除時のポイント |
|---|---|---|
| 現行デラックス | ドアを開けた手前側 | ボックスを開いて内部の糸くずを取り除く |
| スタンダード | ドラムの奥側 | 糸くずポケットを取り外して掃除する |
| 吸気フィルター | 本体底面または側面 | 取扱説明書に記載された頻度で掃除する |
柔軟剤シートを使うと必ずフィルターに油膜ができる、または必ずエラーが発生するという公式情報は確認できません。
一方で、布ぼこりによるフィルターや排湿口の詰まりは、リンナイが案内するエラー原因の一つです。
シートの使用有無にかかわらず、乾燥終了後の掃除を習慣にしましょう。
フィルターの位置と清掃手順は、乾太くんのフィルター掃除・交換方法で確認できます。
柔軟剤シートのよくある質問
乾太くんに柔軟剤シートは必須ですか?
必須ではありません。
乾太くんだけでもタオルなどはふんわり仕上がりやすいため、静電気、シワ、香りなどが気になる場合に使用します。
柔軟剤シートを2枚入れてもよいですか?
商品の規定量が2枚となる衣類量であれば使用できます。
香りや効果を強くする目的だけで、表示を超えて増量することは避けてください。
柔軟剤シートを繰り返し使えますか?
再使用できるかどうかは商品によって異なります。
以前の乾燥機用ソフランは、使用後に捨てて再使用しない商品でした。
現在使用している商品の表示を確認してください。
液体柔軟剤と一緒に使えますか?
商品によっては併用できますが、柔軟成分と香りが重複します。
吸水性や香りの強さが気になる場合は、どちらか一方から試し、適量を守りましょう。
柔軟剤シートを使うとエラー05になりますか?
柔軟剤シートがエラー05を直接引き起こすとは一律に断定できません。
リンナイによると、エラー05は糸くずフィルター、吸気フィルター、屋外の排湿吹き出し口などの詰まりを検知した場合に表示されます。
フィルターを掃除しても改善しない場合は、使用を中止して点検を依頼してください。
香りが衣類に残らないときは枚数を増やせますか?
商品表示を超えて枚数を増やすことは避けてください。
香りは排気とともに屋外へ出る場合があるため、衣類に残りにくくても排気口周辺では強く感じられる可能性があります。
乾太くんの柔軟剤シートまとめ

乾太くんでは市販の柔軟剤シートを使用できますが、商品表示を守って使うことが前提です。
洗濯と脱水が終わった衣類と一緒にシートを入れ、衣類に適した温風乾燥コースで運転します。
使用量は乾太くん本体の最大容量ではなく、実際の衣類量と商品の規定枚数で判断してください。
- 衣類乾燥機に対応する商品を選ぶ
- 乾燥運転を始める直前に投入する
- 使用枚数は商品表示を優先する
- 液体柔軟剤との重ね使いに注意する
- 送風や仕上げ乾燥への対応を確認する
- 香りが排気口から出る可能性を考える
- 衣類を詰め込みすぎない
- 使用済みシートを乾燥後に取り出す
- 糸くずフィルターを毎回掃除する
乾燥機用ソフランはすでに製造を終了しているため、今後は現在販売されている乾燥機対応商品から選ぶ必要があります。
商品内容や販売状況は変わる可能性があるため、購入時にはメーカー表示と販売ページの最新情報をご確認ください。



