乾太くんを導入してから毎日の洗濯が劇的に楽になったけれど、ブラジャーの乾燥だけはどうすればいいのと悩んでいませんか?
家事の時短になるのは本当に嬉しい反面、デリケートな素材のランジェリーや大切にしている下着が縮んだり型崩れしたりするのは絶対に避けたいですよね。
実は、何も対策をせずに乾燥機へ放り込んでしまうと、お気に入りのブラジャーが一瞬でダメになってしまうリスクがあるんです。私自身も使い始めた頃はまあ大丈夫だろうと軽く考えていて、レースがボロボロになってしまった苦い経験があります。
でも、乾太くんの特性を理解して正しい知識とちょっとしたコツさえ掴めば、そんな悲しい失敗を回避してリスクを最小限に抑えることができるんですよ。
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記事のポイント
- 乾太くんでブラジャーが劣化してしまう具体的な原因
- ワイヤー入りブラジャーが引き起こす本体故障の恐ろしいリスク
- メーカー推奨の小物乾燥棚を使った最も安全な乾燥テクニック
- 自己責任で行うデリケートコースや洗濯ネットの活用術
乾太くんでブラジャーを乾燥させるリスク
乾太くんはガスの力でパワフルに乾かしてくれる頼もしい相棒ですが、その「強さ」ゆえにデリケートな衣類にとっては過酷な環境になってしまうこともあります。
「時短したいから全部入れたい」という気持ちは痛いほど分かりますが、まずはブラジャーをそのまま乾燥機にかけることがなぜ危険なのか、その理由をしっかり理解しておくことが大切ですね。
ここでは、素材へのダメージだけでなく、最悪の場合は乾燥機本体を壊してしまうかもしれないという、知っておくべきリスクについて深掘りしていきます。
乾太くんで縮む原因と素材の注意点
乾太くんの標準コースでは、約80℃から100℃近い高温の熱風を使って一気に乾燥させます。タオルや綿の衣類にとっては、この高温が繊維を根元から立ち上げてフワフワにする秘訣なのですが、実はブラジャーにとってはこれが最大の大敵なんですよね。
多くのブラジャー、特にストラップやアンダーベルト部分に使われている「ポリウレタン(スパンデックス)」などの伸縮性のあるゴム素材は、熱に非常に弱いという化学的な性質を持っています。
高温にさらされ続けると、ゴムが「熱劣化」を起こして弾力を失い、伸びきってしまったり、最悪の場合はブチブチと切れてしまったりすることも。いわゆる「脆化(ぜいか)」という現象ですね。
お気に入りのブラジャーの肩紐が波打ってヨレヨレになってしまった経験はありませんか?あれこそが熱によるダメージの典型例なんです。
ここがポイント
ブラジャーの寿命を縮める最大の原因は「熱」によるゴムやレースの劣化です。特に標準コースの高温は避けたほうが無難ですね。
また、繊細なレースも熱風と回転による摩擦で縮んだり、毛玉ができたりしやすいです。「ちょっと縮むくらいなら…」と思うかもしれませんが、カップの形状が変わってしまうとバストラインが崩れたり、着け心地が悪くなったりする原因にもなります。
さらに、シルク(絹)などの天然素材が使われている高級ランジェリーの場合は、高温乾燥によって激しく縮み、光沢が失われてゴワゴワになってしまうため、絶対に乾燥機に入れてはいけません。
リンナイの公式サイトでも、タンブラー乾燥禁止の表示があるものや、熱に弱い素材は乾燥できないとはっきりと明記されています。まずは、お持ちのブラジャーの洗濯表示タグを確認する癖をつけることが、失敗を防ぐ第一歩かなと思います。
ワイヤーによる故障や変形の危険性
「縮む」こと以上に怖いのが、ワイヤー入りブラジャーのトラブルです。これに関しては、下着がダメになるだけでなく、乾太くん本体が壊れてしまうリスクがあることを強く知っておいてください。
乾燥中はドラムが回転し、衣類が高いところから何度も落下する「タンブリング」が行われます。この衝撃は想像以上に強く、ワイヤーが歪んでしまうことがよくあります。
一度歪んだワイヤーは元に戻せませんし、胸に当たって痛いですし、何より身体によくありません。
そして、最も恐れるべきは「ワイヤーの飛び出し」です。ワイヤーを包んでいるバイアステープという生地が熱と摩擦で摩耗して破れ、鋭利な金属ワイヤーが飛び出してくることがあります。
最悪のケースに注意
飛び出した金属ワイヤーがドラムの回転中に隙間(ドラムと本体の間)に入り込むと、異音の原因になったり、内部のモーターやベルト、ファンなどの重要部品を傷つけたりして故障につながります。こうなると修理には22,000円〜33,000円ほどの高額な費用がかかることもあるので、本当に気をつけたいポイントです。
実際に私の友人も、ワイヤーブラをそのまま乾燥させてしまい、金属音がするようになって修理を呼んだことがあります。その時の修理業者さんに「ワイヤー入りの下着はそのまま入れないでくださいね」と注意されたそうです。
自分のお財布を守るためにも、ワイヤー入りの扱いは慎重になるべきですね。
ユニクロのブラトップは使えるか
普段使いに便利なユニクロのブラトップやヒートテックインナー。「これくらいなら乾燥機にかけちゃってもいいかな?」と迷う方も多いのではないでしょうか。検索してみると、同じように悩んでいる乾太くんユーザーがたくさんいることがわかります。
結論から言うと、「公式には非推奨だけど、縮むことを覚悟の上なら使える」というグレーゾーンかなと思います。ユニクロの製品、特にヒートテックやエアリズムに使われているレーヨンやポリウレタンなどの化学繊維は、やはり熱で縮みやすい性質があります。
実際に私もブラトップを標準コースで乾燥させたことがありますが、着丈が3センチほど短くなったり、ストラップ部分が少しヨレっとしたりすることはありました。
ただ、ブラトップには金属ワイヤーが入っていない製品が多いので(最近は樹脂製カップ一体型が主流ですよね)、本体故障のリスクは低いです。
「消耗品だから縮んでも買い替えればいい」「家事の手間を減らす方が優先」と割り切れるのであれば、自己責任で乾燥機にかけるのも一つの選択肢かもしれませんね。
実際にSNSなどの口コミを見ていると、「縮むのを見越して最初からワンサイズ大きめを買って乾燥機にかけている」という強者ユーザーも結構いらっしゃいます。これは賢いライフハックかもしれません。
ただし、カップ部分が変形して胸のホールド力が落ちる可能性はあるので、あくまで「部屋着や普段着」としての割り切りが必要かなと思います。
デリケートコースの温度と設定
「じゃあ、温度が低いコースなら大丈夫なんじゃない?」と思いますよね。乾太くんの「デラックスタイプ」などには、熱に弱い衣類のために「デリケートコース」が搭載されています。
標準コースがガスのパワー全開で約80℃〜100℃(ドラム除菌時はさらに高温)になるのに対し、デリケートコースはバーナーの燃焼制御を行い、温度を約65℃以下(機種や外気温によっては40℃〜60℃程度)に抑えて優しく乾燥してくれます。
これなら熱によるゴムの劣化ダメージはかなり軽減できそうですね。
| コース名 | 温度の目安 | ブラジャーへの影響 |
| 標準コース | 約80℃〜100℃ | 熱による素材の劣化リスクが非常に高い。 ゴムが伸びたりレースが傷む原因に。 |
| デリケートコース | 約65℃以下 (機種により40℃〜) | 熱ダメージは軽減される。 ただし回転による物理的な型崩れリスクは残る。 |
しかし、ここで注意が必要なのは、温度が低くても「ドラムが回転する」ことには変わりがないという点です。デリケートコースでも衣類は持ち上げられ、落下します。
この物理的な衝撃や、他の衣類との摩擦は避けられないので、やはりワイヤー入りや成形カップのブラジャーにとっては完全に安全とは言い切れないのが正直なところです。
また、スタンダードタイプの一部の古い機種にはデリケートコースがない場合もあるので、ご自宅の乾太くんの機能を一度確認してみてくださいね。「どうしても回したい」という場合は、後ほど紹介する洗濯ネットの活用が必須になります。
ユーザーの失敗談や口コミを紹介
実際に乾太くんでブラジャーを乾燥させてしまった方々の声をリサーチしてみると、やはり失敗談が少なくありません。「私だけじゃなかったんだ」と少し安心(?)すると同時に、やはり注意が必要だと再認識させられます。
- 「面倒でそのまま入れたら、お気に入りのレース部分が縮んでシワシワになった。アイロンもかけられないし、泣く泣く処分しました。」
- 「パッド入りのキャミソールを入れたら、中のパッドが折れ曲がって変な形で固定されてしまった。直そうとしても戻らない…。」
- 「ワイヤーが変形して、着けると脇に刺さるようになって痛くて着けられなくなった。」
- 「ホックが他のタオルに引っかかって、タオルのパイルが飛び出してしまった。」
一方で、「高い下着は手干しするけど、普段使いの安い下着やもうすぐ買い替える予定のものはネットに入れてガンガン回してる」というタフな意見もあります。みなさん、下着のグレードや素材、「一軍か二軍か」によって賢く使い分けているようですね。
これらの失敗談から学べるのは、「大切な一軍ランジェリーは絶対にそのまま入れない」というのが鉄則だということです。後悔先に立たずですので、迷ったら手干しか、次に紹介する「安全な方法」を選んでください。
乾太くんでブラジャーをケアする対策
リスクばかりお伝えしてしまいましたが、「じゃあブラジャーだけ分けるの?面倒くさい!」と思いますよね。せっかく乾太くんがあるなら、最大限有効活用したいのが本音です。
ここからは、ブラジャーをできるだけ傷めずに、乾太くんの恩恵(時短・フワフワ・除菌)を受けるための具体的な対策と裏技を、私の経験を交えてご紹介します。
専用の小物乾燥棚の使い方
一番確実で、メーカーであるリンナイも推奨している「唯一の正解」とも言える方法。それがオプション品の「小物乾燥棚(DK-63など)」を使うことです。
これはドラムの中にあるフックに棚を設置して、その上に靴やデリケートな衣類を置いて乾かすためのアイテムです。棚に置くことで、ドラム自体は回転してもブラジャーは棚の上で静止したまま温風を浴びることができます。
つまり、「回転による物理的なダメージ」をゼロにできるんです!これなら型崩れの心配もありません。
使い方の完全ステップ
- ドラム内の奥(フィルターカバーの上あたり)にある取り付け穴に、小物乾燥棚のフックを差し込みます。
- 手前側をドラムの口に引っ掛けて水平に固定します(クリップなどで止める必要はありません)。
- ブラジャーを重ならないように、形を整えて棚の上に並べます。
- 運転モードを「タイマー運転」に設定します。
※重要:自動運転だと衣類がセンサーに触れないため、すぐに停止してしまいます。必ずタイマーで時間を指定してください。 - 時間は20分〜30分程度を目安にスタート。乾き具合を見て追加してください。
この方法ならワイヤーの変形も、レースの摩擦も、ホックが他の衣類を傷つける心配もありません。設置の手間は「棚を出す」というワンアクションだけ。慣れれば10秒でセットできます。
大切な下着を守りつつ、しっかり熱による殺菌効果も期待できる、まさに最強の方法かなと思います。(出典:リンナイスタイル『小物乾燥棚【型番:DK-63】』)
おすすめの洗濯ネットと選び方
「棚を出すのはちょっと面倒くさい…」「棚に乗り切らない量の洗濯物がある」というズボラさん(私を含め)には、洗濯ネット選びが重要になってきます。
ここでケチって100円ショップのペラペラのネットを使ってはいけません。ブラジャー専用の、構造がしっかりしたネットを選びましょう。特におすすめなのは以下の特徴を持つものです。
- ドーム型(立体型):カップの形を潰さないように立体的に作られているもの。
- クッションメッシュ素材:厚みのあるフカフカした生地で、外部からの熱や物理的な衝撃を和らげてくれるもの。
- フレーム入り:プラスチックの骨組み(フレーム)が入っていて、他の衣類に押しつぶされても空間を維持し、物理的に圧力をガードしてくれるもの。
「ダイヤ(Daiya)」のフランドリーシリーズや、「サボるん」といったシリーズから出ているブラジャー専用ネットは非常に優秀ですね。これらにブラジャーを入れて、さらに「デリケートコース」を使えば、リスクを大幅に下げることができます。
ネットに入れる際は、ホックを必ず留めて、カップの形を整えてから入れるのがコツですよ。
上手に乾かすためのコツと裏技
さらにリスクを減らすためのちょっとした裏技があります。それは「完全に乾かしきらない」ことです。
乾燥機で一番生地が傷むのは、乾ききった後にさらに熱風を浴び続ける「過乾燥」の状態だと言われています。繊維中の水分がゼロになると、温度が急激に上がり、ダメージが加速するんです。
なので、デリケートコースで短時間(例えば15分〜20分くらい)だけ回して、ある程度水分が飛んだ「生乾き(8割乾燥)」の状態で取り出してしまうんです。
あとは部屋の中に吊るして自然乾燥させればOK。これなら熱によるダメージも最小限で済みますし、衣類自体が温まっているので、普通に濡れた状態から干すより断然早く乾きます。
部屋干しの嫌な生乾き臭の原因菌(モラクセラ菌など)は、乾燥の初期段階である程度の熱を当てることで抑制できるので、臭い対策としても有効です。まさに一石二鳥のテクニックですね。
ノンワイヤーブラなら乾燥可能か
最近人気のノンワイヤーブラやナイトブラ、シームレスブラならどうでしょうか。ワイヤーがない分、故障のリスクや金属疲労の心配はありません。
ただし、ノンワイヤーであっても生地の「縮み」や「毛玉」のリスクは変わりません。特にシームレスなどの接着タイプのブラジャーは、熱で接着剤が劣化し、接着部分がペロッと剥がれてしまう可能性もあるので注意が必要です。
「着ようと思ったらカップが剥がれてた!」なんてことになったら悲しいですよね。
私の感覚としては、「厚手の専用ネットに入れる+デリケートコース」なら許容範囲かなという印象です。
ただし、これもあくまで自己責任。新品のうちは手干しして、少し古くなってきて「そろそろ買い替え時かな?」という時期になったら乾燥機にお任せする、というふうに時期で分けるのも賢い使い方かもしれません。
乾太くんとブラジャーの扱い方まとめ
乾太くんは本当に便利な家電ですが、ブラジャーとの相性は正直あまり良くありません。でも、工夫次第で共存は可能です。最後に、今回のポイントをまとめておきましょう。
- 高級なランジェリーやワイヤー入りブラは、必ず「小物乾燥棚」を使うか、手干しする。これが最も安全。
- 日常使いのブラやノンワイヤーは、「フレーム入り専用ネット+デリケートコース」でリスクを管理する。
- ユニクロのブラトップなどは、縮むことを前提に「消耗品」と割り切れるなら乾燥機もアリ。
- ワイヤー飛び出しによる本体故障のリスク(修理費数万円)だけは絶対に忘れない。
「全部まとめて乾燥機!」といきたいところですが、大切な下着と、何より高価な乾太くん本体を長く愛用するためにも、少しだけ手間をかけてあげてくださいね。
この「ちょっとした一手間」が、長く快適な乾燥機ライフを送る秘訣です。うまく使い分けて、洗濯ストレスから解放された素晴らしい毎日を送りましょう!
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