永大産業の「乾太くん専用収納ユニット」は、乾太くんを安全に支えながら、洗面脱衣室やランドリールームの収納力とデザイン性を高める木質の設置台です。
現行ラインアップには、洗濯機の横へ置く「横置き多機能タイプ」と、洗濯機の上へ乾太くんを設置する「縦置きタイプ」があります。
横置き多機能タイプは、スライドカウンターや引き出しを備えており、乾燥後の衣類を畳む作業台としても使用できます。
縦置きタイプは、洗濯機上部の空間を活用できるため、一般的な1坪前後の洗面脱衣室にも合わせやすい仕様です。
ただし、永大産業のユニットを購入すれば、すべての住宅へ乾太くんを設置できるわけではありません。
設置には、対応する本体、洗濯機との寸法調整、ガス栓、100V電源、排湿経路、本体周囲の離隔距離が必要です。
記事のポイント
- 永大産業には横置きと縦置きの2タイプがある
- 横置きは家庭用乾太くん全タイプに対応する
- 縦置きは3kgタイプに対応していない
- 大型モデルはD740を選ぶと前面をそろえやすい
- 2026年7月に希望小売価格が10%改定された
- 本体や洗濯機を決めてからユニットを選ぶ
- 購入前に施工業者へ設置可否を確認する
乾太くんと永大産業の現行ラインアップ・価格
永大産業の現行製品は、設置方法だけでなく、奥行き、間口、高さ、収納機能によって複数の仕様に分かれています。
まず、横置きと縦置きのどちらが自宅の間取りに合うかを判断しましょう。
永大産業の乾太くん専用収納ユニットとは
永大産業の専用収納ユニットは、リンナイが専用台の推奨品として掲載している木質製品です。
リンナイ純正のスチール製専用台とは異なり、収納家具のような外観に仕上げられています。

現行製品は、次の2タイプです。
| タイプ | 設置方法 | 主な特徴 | 対応する乾太くん |
|---|---|---|---|
| 横置き多機能タイプ | 洗濯機と横並び | 作業台、引き出し、足元収納付き | 家庭用全タイプ |
| 縦置きタイプ | 洗濯機の上 | 床面積を抑えて上下に配置 | 3kgタイプを除く家庭用モデル |
横置き多機能タイプでは、ユニットの下へ洗濯機を入れることはできません。
洗濯機を下へ入れたい場合は、縦置きタイプを選択します。
永大産業では乾太くん本体、ガスコード、排湿管などを販売していないため、ユニットと乾燥機本体は別に手配します。
(参考:永大産業公式「乾太くん専用収納ユニット」)
横置き多機能タイプの特徴
横置き多機能タイプは、乾太くんを低い位置へ設置し、作業台と収納を確保したい家庭に適しています。
標準仕様の外形寸法は、間口750mm、奥行き650mm、高さ1,050mmです。
ドア枠などを避けるために見切り材を加える場合は、間口が770mmになります。
| 部分 | 耐荷重 | 用途 |
|---|---|---|
| メインカウンター | 60kg | 乾太くん本体を設置 |
| スライドカウンター | 15kg | 洗濯物の仮置きや畳み作業 |
| 引き出し | 15kg | 洗濯ネットやタオルを収納 |
足元のオープンスペースには、脱衣かご、ゴミ箱、収納ケースなどを置けます。
乾太くんの位置が洗濯機上部より低くなるため、衣類の出し入れやフィルター掃除を行いやすい点もメリットです。

一方で、洗濯機と横並びにするため、縦置きより広い床面積が必要です。
横並びに必要な幅や動線は、乾太くんを横並びで設置する寸法とレイアウトでも解説しています。
縦置きタイプの特徴
縦置きタイプは、洗濯機の上部へ乾太くんを設置する木質の専用台です。
2025年3月に追加され、3kgタイプを除く家庭用乾太くんに対応しています。
間口は750mmと900mm、奥行きは650mmと740mm、高さは1,340mmと1,480mmを基本に選択できます。
| 間口 | 高さ | 奥行き | 想定する組み合わせ |
|---|---|---|---|
| 750mm | 1,340mm | 650mm | ドラム式洗濯機と5kg・6kgクラス |
| 750mm | 1,480mm | 650mm | 縦型洗濯機と5kg・6kgクラス |
| 750mm | 1,340mmまたは1,480mm | 740mm | 奥行きのある8kg・9kgクラス |
| 900mm | 1,340mmまたは1,480mm | 650mmまたは740mm | 幅の広い洗濯機や余裕のある設置 |
ユニット本体は、高さ1,030mmから1,469mmまで1mm単位で特注できます。
ただし、特注できるからといって、洗濯機のフタや乾太くんの操作位置を確認せずに高さを決めるのは避けましょう。
縦型洗濯機では、フタを開けたときの最大高さを測り、その上に必要な余裕を確保します。

ドラム式洗濯機では上開きのフタはありませんが、給水栓、洗剤自動投入タンク、メンテナンス作業との干渉を確認する必要があります。
D650とD740の選び方
D650とD740の違いは、主に設置する乾太くん本体の奥行きです。
D650は奥行き650mm、D740は奥行き740mmです。
横置き多機能タイプのD740は、既存の奥行き650mmのユニットへ90mmのアダプターユニットを組み合わせる構造です。
| 仕様 | 向いている機種 | 特徴 |
|---|---|---|
| D650 | 3kg・5kg・6kgなど | 奥行きを抑えやすい |
| D740 | 8kg・9kgなど | 本体前面の出っ張りを抑えやすい |
D650へ大型モデルを置くこと自体が直ちに不可能という意味ではありません。
ただし、8kg・9kgモデルでは乾太くんの前面がカウンターより出る場合があり、見た目や通行スペースに影響します。
本体の奥行きに加えて、ガス接続、排湿管、壁からの距離も計算してください。
現行モデルの本体寸法は、乾太くんの高さ・幅・重さと必要設置空間で詳しく解説しています。
排湿管隠し・吊り戸棚・現行価格
永大産業には、露出する排湿管を目立ちにくくするオプションがあります。
横置き多機能タイプ用の「排湿管隠し」は、排湿管を隠すだけでなく、内部をストック品の収納として使用できます。
縦置きタイプには、H190とH330の「排湿管隠し用パネル」が用意されています。
H190は天井抜き専用です。H330は、同梱部材の組み合わせにより背面、天井、左、右の各方向へ対応できます。
ただし、縦置きタイプのパネルは排湿管を完全に密閉して見えなくする製品ではありません。
2025年には、排湿管隠しと横並びに設置できる奥行き450mmの吊り戸棚も追加されました。
吊り戸棚は幅450mm、750mm、900mmがあり、オープンスペースの有無を選択できます。
2026年7月時点の希望小売価格
永大産業は2026年7月1日受注分から、乾太くん用収納ユニットを含む対象製品の価格を10%改定しています。
| 製品・仕様 | 希望小売価格 | 備考 |
|---|---|---|
| 横置き・D650・見切りなし | 107,800円 | 間口750mm |
| 横置き・D650・見切りあり | 118,800円 | 間口770mm |
| 横置き・D740・見切りなし | 129,800円 | 間口750mm |
| 横置き・D740・見切りあり | 140,800円 | 間口770mm |
| 縦置き・標準仕様 | 58,630円〜62,480円 | 間口・高さ・奥行きで変動 |
| 縦置き・高さ特注 | 63,195円〜 | 寸法や構成で変動 |
| 縦置き用排湿管隠しパネル | 19,800円〜 | 単品では設置不可 |
※2026年7月確認時点の希望小売価格です。
※すべて税別・施工費別です。
※扉カラー、見切り材、アダプター、排湿管隠し、吊り戸棚、特注寸法などで価格が変わります。
販売店の実売価格や送料だけで判断せず、必要な部材をすべて含む見積もりを確認してください。
乾太くんを永大産業の収納ユニットへ設置する条件
永大産業の収納ユニットは、乾太くんを置くための台です。
ガス供給、電源、排湿、本体周囲の安全スペースまで自動的に確保できる製品ではありません。
設置前に測る寸法と離隔距離
ユニットの外形寸法だけでなく、乾太くん本体、排湿管、天井、周囲の壁まで測る必要があります。
乾太くんはガス燃焼機器のため、本体と壁や家具などの可燃物との間に防火上必要な距離を確保します。
| シリーズ | 上方 | 左右 |
|---|---|---|
| デラックスタイプ | 各30mm以上 | 各30mm以上 |
| スタンダードタイプ | 45mm以上 | 左右各45mm以上 |
上記は防火上の最低距離であり、排湿管の施工やメンテナンスに必要なスペースは別に確保します。
ユニットの間口内へ本体が収まっても、壁、ドア枠、巾木、コンセント、給水栓と干渉する場合があります。
壁際へ設置する場合は、見切り材の有無やドアの開閉方向も確認してください。
洗濯機のサイズと操作高さ
縦置きタイプでは、洗濯機の幅だけでなく、フタを開けたときの高さが重要です。
洗濯機のカタログに記載された本体高さだけでユニットを選ぶと、設置後にフタを全開にできないことがあります。
縦型洗濯機では、次の寸法を測りましょう。
- 本体の幅・高さ・奥行き
- フタを全開にしたときの最大高さ
- 給水栓やホースを含む奥行き
- 防水パンの内寸と外寸
- 左右の振動スペース
- 操作パネルが見える高さ
乾太くんの位置を高くしすぎると、衣類の出し入れや操作、フィルター掃除で踏み台が必要になります。
反対に低くしすぎると、洗濯機のフタ、給水栓、洗剤投入口と干渉します。
現在の洗濯機だけでなく、将来買い替える洗濯機のサイズも考慮しましょう。
ユニットの内寸に余裕がない場合、次の洗濯機を自由に選べなくなる可能性があります。
固定・ガス・排湿工事の注意点
ユニットの組み立てと、乾太くんを使用できる状態にする工事は別です。
永大産業のユニットは、施工要領に従って背面と床へ固定し、乾太くんの脚も固定します。
固定先の壁や床に必要な強度があるか、施工前に確認しなければなりません。
さらに、乾太くんの設置には次の専門工事が伴います。
- ガス栓の設置または増設
- ガスコードや配管の接続
- 屋内設置時の排湿管工事
- 外壁の穴あけと防水処理
- 100Vコンセントとアースの確認
- 本体の固定と試運転
通販ページに「お客様組立品」と書かれていても、ガス配管や排湿工事までDIYできるという意味ではありません。
本体重量が30kgを超えるモデルもあるため、ユニット上へ持ち上げる作業も複数人で行う必要があります。
依頼先の選び方は、乾太くんの設置業者と失敗しない選び方で詳しく解説しています。
純正台や造作棚との違い
永大産業のユニットがすべての家庭に最適とは限りません。
価格、収納力、設置面積、デザイン、将来の変更しやすさを比較して選びましょう。
| 設置方法 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 永大産業・横置き | 作業台と収納を確保できる | 横方向に広いスペースが必要 |
| 永大産業・縦置き | 木質デザインで省スペース | 洗濯機寸法との調整が必要 |
| リンナイ純正専用台 | 高さや幅を調整しやすく比較的安価 | スチール製の外観が目立つ |
| 造作棚 | 間取りに合わせて自由に設計できる | 設計者や施工品質で費用・強度が変わる |
横置き多機能タイプは、乾太くんの位置を低くしやすく、衣類を取り出してその場で畳める点が強みです。
縦置きタイプは床面積を抑えられますが、横置きのようなスライドカウンターや引き出しはありません。
自由な寸法や収納構成を優先する場合は、乾太くんの造作棚に必要な強度と費用も比較してください。
本体と施工を含む費用
永大産業の収納ユニット価格だけでは、乾太くんを使い始めるまでの総額は分かりません。
見積もりでは、次の費用を分けて確認しましょう。
| 費用項目 | 主な内容 |
|---|---|
| 収納ユニット | 横置き・縦置き、奥行き、見切り、特注寸法 |
| オプション | 排湿管隠し、吊り戸棚、アダプター、フィラー |
| 乾太くん本体 | 容量、シリーズ、ガス種、接続方式 |
| ユニット施工 | 搬入、組み立て、壁・床への固定 |
| ガス工事 | 配管、ガス栓、接続、漏えい確認 |
| 排湿工事 | 排湿管、壁穴、パイプフード、防水処理 |
| 電気工事 | コンセント、アース、配線 |
永大産業のユニットを施主支給する場合は、施工会社が持ち込み品へ対応するか先に確認してください。
ユニットを先に購入しても、設置場所の寸法や固定条件を満たさなければ施工できない場合があります。

総額の考え方は、乾太くんの本体価格と工事費込み総額でも解説しています。
収納ユニットの設置に加えて、洗面所の内装、造作、コンセント移設、防水パン変更などを伴う場合は、リフォーム会社へまとめて相談する方法があります。
リショップナビは総合的なリフォーム会社紹介サービスであり、永大産業製品や乾太くん専門業者の紹介を保証するものではありません。
\ 現地調査を受けてから工事費を比較/
永大産業の収納ユニットは乾太くんに関するよくある質問
永大産業の収納ユニットは乾太くん全機種に使えますか?
横置き多機能タイプは家庭用乾太くん全タイプに対応しています。
縦置きタイプは3kgタイプに対応していません。型式ごとの適合と必要部材は、購入前に最新カタログと施工会社で確認してください。
D650とD740はどちらを選べばよいですか?
5kg・6kgなど比較的奥行きの浅いモデルはD650、8kg・9kgなど奥行きのあるモデルはD740が候補です。
本体前面の出っ張り、通行スペース、排湿管の取り回しを含めて判断してください。
縦型洗濯機の上にも設置できますか?
縦置きタイプを使用すれば設置できる場合があります。
洗濯機のフタを全開にした高さ、給水栓、洗剤投入口、乾太くんの操作位置が干渉しないことを確認してください。
永大産業のユニットを自分で組み立てられますか?
ユニットは現場で組み立てる製品ですが、背面と床への固定、本体の持ち上げ、ガス接続、排湿工事が必要です。
安全性と保証のため、乾太くんの設置経験がある施工業者へ依頼するのが適切です。
表示価格に乾太くん本体や工事費は含まれますか?
含まれません。永大産業の表示価格は、収納ユニットや対象部材の希望小売価格です。
消費税、施工費、乾太くん本体、ガス工事、排湿工事などは別に見積もる必要があります。
乾太くんと永大産業のまとめ
永大産業の収納ユニットは、乾太くんを家具のようにすっきり設置したい家庭に適した選択肢です。
横置き多機能タイプは、作業台、引き出し、足元収納を備え、乾太くんの位置を低くしやすい点が特徴です。
縦置きタイプは、洗濯機上部の空間を使えるため、限られた洗面脱衣室にも合わせやすくなっています。
- 横置きは家庭用全タイプに対応
- 縦置きは3kgタイプを除く機種に対応
- 大型モデルではD740を検討する
- 排湿管隠しや吊り戸棚も選べる
- 価格は2026年7月に改定されている
- 表示価格は税別・施工費別
- 洗濯機のフタ開閉高さを測る
- 本体周囲の離隔距離を確保する
- ガス・排湿・固定工事は専門業者へ依頼する
製品の見た目だけで決めず、乾太くん本体、洗濯機、給水栓、排湿管、天井高を含む図面を作成してから発注しましょう。
特に縦置きタイプは、数センチの違いで洗濯機のフタや操作部が使いにくくなる可能性があります。
新築では設計段階、後付けでは本体購入前に、住宅会社や施工業者へ現地確認を依頼してください。
正確な型式、価格、納期、特注条件は、永大産業の最新デジタルカタログと販売店の見積書でご確認ください。





