乾太くんの操作パネルに数字が点滅すると、故障して使えなくなったのではないかと不安になるでしょう。
乾太くんのエラーコードは、機器が異常な状態を検知し、安全のために運転を停止したことを知らせる表示です。
フィルターの掃除や衣類量の調整で復旧する場合もあれば、モーターや温度センサーなどの点検が必要な場合もあります。
同じ数字でも、型式や製造時期によって表示の有無や対処方法が異なる可能性があります。
インターネット上の一覧だけで原因を断定せず、本体型式に対応した取扱説明書を確認することが重要です。
この記事では、代表的なエラーコードの意味、自分で確認できる範囲、冷却運転中の注意、修理窓口へ連絡すべき基準を解説します。
記事のポイント
- エラーコードは故障確定ではなく安全停止を知らせる表示
- コードの意味と対処は使用機種の取扱説明書を優先
- フィルター・衣類量・ガス供給は自分で確認できる場合がある
- 同じエラーの再発や異音・異臭を伴う場合は修理を依頼
乾太くん エラーコードの一覧と最初に確認すること
乾太くんにエラーコードが表示されたときは、数字だけで故障と判断せず、運転が停止した状況と機器の型式を確認します。
エラー発生後に冷却運転が始まっている場合は、安全な温度まで下がるのを待ってから対処してください。
電源の抜き差しやスタート操作を繰り返す前に、表示された数字を記録しておきましょう。
エラーコードは故障確定ではない
エラーコードは、機器内部のセンサーや安全装置が通常とは異なる状態を検知したときに表示されます。
数字が表示されたからといって、必ず内部部品が壊れているとは限りません。
糸くずフィルターの詰まり、衣類の入れすぎ、ガス栓の閉鎖、運転中の停電など、利用状況が原因となる場合があります。
安全装置が作動したことを示す
乾太くんは、異常過熱、点火不良、ドラムの回転不足などを検知すると、ガスの燃焼を止めて運転を停止します。
エラーコードは、機器を危険な状態のまま動かさないための警告です。
表示された数字を確認せずに再運転すると、同じ異常を繰り返す可能性があります。
原因を取り除かず再運転しない
エラーが表示されたときは、電源を入れ直すことより、原因を取り除くことを優先します。
フィルターが詰まったまま再運転すると、再び機器内部の温度が上がる可能性があります。
衣類量が多すぎる状態で再運転すると、ドラムやモーターへ負荷がかかります。
ガスが供給されていない状態で点火操作を繰り返すことも避けてください。
型式で表示や意味が異なる
乾太くんには、スタンダードタイプ、デラックスタイプ、業務用、旧型モデルなどがあります。
搭載されているセンサーや操作パネルが異なるため、すべての型式で同じコードが表示されるとは限りません。
検索で見つけた別機種の対処方法を、そのまま使用中の機種へ当てはめないでください。
本体型式の確認方法
最初に、本体へ貼られた銘板で型式を確認します。
銘板は、前扉の内側や本体側面などに貼られています。
「RDT-93」「RDT-63」「RDT-80」などの文字列が型式です。
型式を確認したら、対応する取扱説明書でエラーコードの意味と対処方法を調べてください。

(参照:リンナイ公式)
新旧モデルで表示されるコードが異なる
新しいモデルでは、モーター回転数異常を示す79や、過熱防止装置の作動を示す90が表示される場合があります。
別の型式では、ドラム回転異常を45、ファン回転数異常を61として表示します。
同じようにドラムが回らない症状でも、表示される数字が一致するとは限りません。
記事内の一覧にないコードが表示された場合は、型式別の取扱説明書を優先してください。
代表的なエラーコード一覧
次の表は、乾太くんで確認される代表的なエラーコードをまとめたものです。
利用者が確認できる範囲を示した目安であり、すべての型式に共通する完全な一覧ではありません。
| コード | 主な意味 | 最初に確認すること | 修理判断 |
|---|---|---|---|
| 00 | 停電安全装置の作動 | 約20分の冷却運転が終わるまで待つ | 終了後も再運転できなければ相談 |
| 05 | フィルター詰まり | 糸くず・吸気フィルターと排湿口 | 清掃後も再発する場合は相談 |
| 11 | ガス供給停止・点火不良 | ほかのガス機器とガス供給 | ほかのガス機器が使える場合は修理相談 |
| 12 | 燃焼中の立ち消え | ガス供給と室内の換気 | 再発する場合は修理相談 |
| 16 | 機器内部の異常過熱 | 冷却終了後にフィルターと衣類量 | 再運転できなければ点検 |
| 24 | スイッチ回路の異常 | ボタンを押し続けていないか | 再操作しても表示される場合は修理 |
| 31 | 排気温度センサーの異常 | 表示されたコードと型式を記録 | 修理が必要 |
| 33 | 衣類温度センサーの異常 | 表示されたコードと型式を記録 | 修理が必要 |
| 45 | ドラムの回転異常 | 冷却終了後に衣類量を減らす | 改善しなければ修理 |
| 61 | ファンの回転数異常 | 運転停止後に再操作 | 再発する場合は修理 |
| 62 | 連続不着火 | 送風終了後にガス栓とガスコード | 改善しなければ修理 |
| 79 | モーターの回転数異常 | 衣類を入れすぎていないか | 改善しなければ修理 |
| 90 | 過熱防止装置の作動 | フィルター・排湿口・衣類量 | 清掃後も再発する場合は修理 |
一覧にないコードが表示された場合や、表の内容と取扱説明書が異なる場合は、取扱説明書の記載を優先してください。
点滅・ランプ表示・消灯の見分け方
乾太くんの異常は、2桁の数字だけでなく、ランプの点灯や操作パネルの消灯として現れることがあります。
表示方法によって最初に確認する場所が異なります。
数字が点滅している場合
タイマー表示部などに数字が点滅している場合は、安全装置が作動して運転が停止している可能性があります。
表示された数字を写真またはメモで残してください。
冷却運転中の場合は、ドラムとファンが止まるまで待ちます。
冷却終了後に取扱説明書でコードを確認し、案内された範囲だけを点検します。
フィルター掃除ランプが点灯した場合
フィルター掃除ランプは、エラーコードとは別に手入れを促す表示です。
運転停止後に本体が冷めてから、糸くずフィルターと吸気フィルターを確認します。
ホコリを取り除いても点灯が続く場合は、フィルターの取り付け状態や取扱説明書に記載された解除方法を確認してください。
数字のエラーが同時に表示されている場合は、ランプよりエラーコードへの対応を優先します。
操作パネルが完全に消灯した場合
操作パネルが消え、どのボタンも反応しない場合は、エラーコードを表示できない状態です。
電源プラグ、コンセント、分電盤のブレーカーが落ちていないかを、安全に確認できる範囲で調べます。
ブレーカーが繰り返し落ちる場合や、焦げ臭さ、煙、電源コードの異常がある場合は再通電しないでください。
本体内部のヒューズ、電装部品、漏電などが関係する可能性があるため、修理窓口へ連絡します。
エラー後の冷却運転は止めない
乾太くんは、異常過熱や回転異常などを検知した後に、自動で冷却運転を行う場合があります。
冷却運転は、ドラム内と機器内部に残った熱を安全に逃がす工程です。
操作を受け付けないからといって、故障して固まっているとは限りません。
冷却運転中にコンセントを抜いたり、ブレーカーを落としたりしてはいけません。
エラー00は、運転中の停電や電源プラグの抜けによって停電安全装置が作動したときに表示されます。
再通電後は約20分間の冷却運転を行うため、電源の抜き差しを繰り返すと復帰までの時間が長くなる可能性があります。
エラー後の送風が長いときは、正常な冷却工程と途中で止める際の注意点も確認してください。
乾太くん エラーコードの対処法と修理を頼む基準
利用者が確認できるのは、フィルター、衣類量、ガス栓、ガスコード、扉の閉まりなど、取扱説明書で案内された範囲です。
外装カバーや背面パネルを外し、モーター、ベルト、センサー、基板などを確認してはいけません。
基本的な対処後も同じコードが再発する場合は、自己対応を続けず修理へ切り替えましょう。
05・16・90はフィルターと排湿口を確認する
05・16・90は、機器内部の空気が流れにくいときや、温度が上がりすぎたときに表示される代表的なコードです。
フィルター詰まり、排湿口の閉塞、衣類の入れすぎなどを順番に確認します。

糸くず・吸気フィルターを掃除する
冷却運転が終わり、本体とフィルター周辺が冷めてから手入れします。
糸くずフィルターへ付着した布ぼこりを取り除いてください。
吸気フィルターにホコリが付着している場合も、型式別の取扱説明書に従って掃除します。
フィルターを水洗いできる機種でも、完全に乾かしてから取り付けてください。
フィルターの場所が分からない場合は、型式ごとの取り外し位置と手入れできる範囲を確認しましょう。
排湿口と衣類量を確認する
フィルターに異常がなければ、安全に見える範囲で屋外の排湿吹き出し口を確認します。
ホコリ、枯れ葉、雪、飛来物などで塞がれていると、排気が外へ出にくくなります。
高所にある排湿口は、脚立へ上ったり窓から身を乗り出したりして確認しないでください。
衣類を入れすぎている場合は量を減らし、通気性の悪い大物がフィルターを塞いでいないかを確認します。
掃除と衣類量の調整後も同じコードが再発する場合は、内部の排湿経路や温度検知部品の点検が必要です。
11・12・62はガス供給と換気を確認する
エラー11は、乾太くんへガスが供給されていない場合や、点火できなかった場合に表示されます。
最初にガスコンロや給湯器など、ほかのガス機器が使えるかを確認してください。
ほかのガス機器も使えない場合は、ガスメーターの遮断やガス供給側の問題が考えられます。
エラー12は、燃焼中に炎が消えて安全装置が作動した状態です。
室内の換気状態を確認し、給気口を塞いでいないかを確認してください。
エラー62は連続不着火を検知した表示です。
約2分間の送風運転が終わってから、ガス栓の開きとガスコードの折れや潰れを目視で確認します。

ガスの匂いがするときは、照明、換気扇、コンセントなどの電気スイッチを操作してはいけません。
火気を避け、安全な場所から契約しているガス会社へ連絡してください。
45・61・79は回転部品の異常を確認する
エラー45はドラムの回転異常、61はファンの回転数異常、79はモーターの回転数異常を検知した表示です。
エラー45や79では、衣類の入れすぎや重い衣類の偏りによって、一時的にモーターへ負荷がかかっている場合があります。
冷却運転が終わってから衣類を減らし、偏りを直して再操作してください。
エラー61は、モーター、ファン、ファンベルト、電装部品などの不具合が関係する場合があります。
衣類を減らしてもドラムが回らない場合や、モーターのうなり音だけが続く場合は再運転しないでください。
キュルキュル音、重い摩擦音、回転停止を伴う場合は、音の種類から使用中止や点検を判断する基準も確認しましょう。
24・31・33は再操作で戻らなければ修理する
エラー24は、スイッチが長時間押された場合や、スイッチ回路が異常を検知した場合に表示されます。
操作パネルへ物が触れていないかを確認し、冷却終了後に再操作してください。
何も触れていないのにエラー24が繰り返される場合は、スイッチや操作基板の点検が必要です。
エラー31は排気温度を測るセンサー、33は衣類温度を測るセンサーが異常を検知した表示です。
温度センサーや配線は利用者が確認できる場所ではありません。
電源の抜き差しや本体の分解で直そうとせず、表示されたコードと型式を控えて修理を依頼してください。
修理窓口へ連絡すべき症状と準備
フィルター掃除、衣類量の調整、ガス供給の確認を行っても同じコードが再発する場合は、内部部品の故障が疑われます。
次の状態では、原因を確認するための再運転を行わないでください。
- 同じエラーコードが運転のたびに表示される
- ドラムやファンが回転しない
- 金属が擦れる音や強いモーター音がする
- 焦げたゴムや電線のような匂いがする
- 本体や電源コードから煙が出る
- ガスの匂いがする
- ブレーカーが繰り返し落ちる
- 操作パネルが完全に消灯して反応しない
修理を依頼するときは、本体型式、使用年数、エラーコード、発生したタイミングを伝えます。
フィルターを掃除したか、衣類量を減らしたか、異音や異臭があったかも記録してください。
使用年数と修理内容から判断に迷う場合は、点検を依頼する症状と修理費用の考え方も確認しておきましょう。
乾太くんのエラーコードに関するよくある質問
エラーコードが表示されたらコンセントを抜いてもよいですか?
冷却運転中にコンセントを抜くと、ドラム内と機器内部に熱が残る可能性があります。
停電安全装置が作動し、再通電後に約20分間の冷却運転が始まる場合もあります。
電源を抜かず、冷却運転が終了してから取扱説明書に沿って対処してください。
エラー05はフィルターを掃除すれば直りますか?
エラー05は、糸くずフィルターや吸気フィルターの詰まりが原因となる場合があります。
フィルターに異常がなければ、排湿吹き出し口の詰まりも確認してください。
掃除後も再発する場合は、内部の排湿経路や部品の点検が必要です。
エラー11が出たときはガスメーターを確認しますか?
エラー11では、最初にほかのガス機器が使用できるかを確認します。
ほかのガス機器も使えない場合は、ガスメーターの遮断やガス供給側の問題が考えられます。
復帰方法が分からない場合は、契約しているガス会社へ連絡してください。
エラー45や79は衣類を減らせば直りますか?
衣類の入れすぎや偏りが原因であれば、量を減らすことで復旧する可能性があります。
衣類を減らしてもドラムが回らない場合は、モーターやベルトなどの不具合が疑われます。
異音や焦げ臭さを伴う場合は再運転せず、修理を依頼してください。
一覧にないエラーコードが表示された場合はどうしますか?
乾太くんは型式によって、表示されるコードや意味が異なる場合があります。
本体の型式を確認し、対応する取扱説明書でコードを調べてください。
取扱説明書にない表示や同じコードの再発は、修理窓口へ相談しましょう。
乾太くん エラーコードのまとめ

乾太くんのエラーコードは、異常な状態を検知した機器が、安全のために運転を停止したことを知らせる表示です。
数字が表示されても、フィルターの掃除、衣類量の調整、ガス供給の確認で復旧する場合があります。
コードの意味や対処方法は型式によって異なるため、インターネット上の一覧だけで原因を断定してはいけません。
本体の銘板で型式を確認し、対応する取扱説明書の案内を優先してください。
エラー後に冷却運転が始まった場合は、コンセントを抜かず、自動で終了するまで待ちます。
05・16・90ではフィルター、排湿口、衣類量を確認します。
11・12・62では、ガス供給と換気状態を確認します。
45・61・79が再発する場合や、31・33など温度センサーのエラーが表示された場合は修理が必要です。
同じエラーの再発、異音、焦げ臭さ、煙、ガス臭、完全消灯がある場合は、無理に再運転せず修理窓口へ連絡しましょう。




